もう1ヶ月近く前になりますが、
こちらの映画を観てきました。
「理想の出産」
一組のカップルが出会い、結婚し、子どもを授かり、
出産し、その後の育児の現実、
夫婦関係の変化などが、
リアリティ満載に描かれてました。
妊娠中の、気持ちが不安定になる様子や、
出産シーン、産後の気持ちの変化などが
本当に、自分の数年前が
再現されているような現実味があり、
「そうそう、そうだった!」と、思ったり、
そのころの気持ちがこみ上げてきて、泣けてしまう。
そんな映画でした。
この映画、出産前に見ていたら不安になってしまうことも
あったかもしれませんが、
今見たことで、産後における情報の不在や、
パートナーや身近な方との、
コミュニケーションの大切さなど、
改めて再確認。
この映画、原題は「un heureux evenement」。直訳は幸せな出来事。
結婚や妊娠、出産、育児が
女性にとって幸せな出来事か?
と言われたら「はい!」と答えられるけれど、
実際、全てポジティブなことばかり
起こるわけではありません。
どれをとっても、一人だけではできないこと。
結婚・妊娠・出産・育児。
人と関わり、
自分の意思だけではなんともならない「ままならなさ」を
味わうことで、
自分が変わっていくチャンスなのだと感じています。
邦題の「理想の出産」という言葉、
日本語訳そのままより、映画を内容に対して、
うまい表現だと思ったのです。
誰でも「理想の○○」、描いてませんでしたか?
例えば初めての出産の時の「理想の出産」もそうですし、
「理想の育児法」「理想の母像・親子像」などを
描いていても、
現実は、まったく違っていて。。
子どもが小さい赤ちゃんの時、
「この子に対して怒ることなんて絶対しない!」
なんて思っていたのが、
子どもがイヤイヤ期に突入してみれば、
自分はイライラしっぱなしで、
「理想の母像」とはほど遠く、
自己嫌悪に陥る日々も、何度もありました。
そういう時は、だいたい自分に余裕がないとき
なんですけどね。
「理想の母像」を少し横に置いて、
目の前の子どもや家族、
そして自分が笑顔でいられることを
優先すると、
イライラしていたことが、少しそうでもなくなったり。
「理想」を持つことは、
それに近づくためにも必要だけれど、
それが外からの評価を気にしたり、
他人と比べての部分になったりせず、
目の前にあることを大切にして、
自分自身の価値・感覚を軸に、
考えていけるといいと感じています。
私自身、
「こうあるべき」や、「○○でなきゃ」をはずしていきたいと、
母としても、インストラクターとしても、
思うのです。
みんな母たち、頑張りすぎるくらい頑張ってる姿を見て、
理想をはずしてみることも、
ぜんぜんありだよーって、
大きい声で言いたいのです。
