最終章・後編(最終回)

本当の幸せのステージ。仮面を脱いだその先にある未来


ある晴れた土曜日の午後。

私は新しく引っ越してきた街の大きな公園で、レジャーシートを広げて娘とお弁当を食べていた。


「ママ、この玉子焼き美味しい! 明日の遠足にもこれ入れてね!」


口いっぱいに玉子焼きを頬張りながら、キラキラとした満面の笑みを向けてくれる娘。

その無邪気な笑顔を見つめていると、胸の奥があたたかいもので満たされていくのを感じる。


数ヶ月前まで、私はあの冷酷な「仮面のママ友」の言葉に傷つき、自分の置かれた環境と他人の華やかな生活を比べては、小さくため息をついていた。

元夫の拓也が言っていた『高いステージ』という言葉が、頭のどこかにこびりついて離れなかったからだ。


高級タワマンに住むこと。ハイブランドのバッグを持つこと。SNSで何千人もの人から「いいね」を貰うこと――。

玲奈さんは必死にその仮面を維持するために、他人の家庭を騙し、心を壊し、最後には自ら破滅の泥沼へと堕ちていった。


でも、今の私ならはっきりと分かる。


誰かを見下して得る優越感や、嘘で塗り固めた見栄の城なんて、本当の幸せでも何でもない。


地味かもしれないけれど、毎日を誠実に生きること。
自分の大切な人を、自分の手できちんと守り抜くこと。
そして、こうして大好きな娘と、何気ない日常を笑い合えること。


これこそが、何にも代えがたい、私にとっての『最高のステージ』なのだと。


奪われた300万円と、手に入れた慰謝料は、これからの娘の学費と私たちの新しい生活資金として、口座の中でしっかりと未来の出番を待っている。


「ママ、お腹いっぱいになったから、あっちの滑り台で遊んできていい?」


「ええ、いいわよ。ママもすぐに行くから、気をつけてね」


元気に駆け出していく娘の後ろ姿を追いかけながら、私は見上げた青空に、そっと深く息を吐き出した。


もう、私の心を惑わす仮面の世界はどこにもない。

私と娘の本当の人生は、この暖かな光の溢れる新天地で、今始まったばかりなのだから――。

(―― 完 ――)




💬 完結記念・管理人コラム

『仮面のママ友。我が家を壊した彼女の正体と、静かなる報復』を最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!!😭✨

ついに、沙織さんと娘さんの新しいスタートと共に、物語が最高のハッピーエンドを迎えました!


親切なママ友の仮面を被ったモンスター・玲奈さんの悪辣な罠、そしてそれに乗っかった元夫・拓也の裏切りには、毎話ハラハラと怒りが止まりませんでしたが、沙織さんが冷静に、かつ徹底的に包囲網を敷いていく姿は本当に爽快でしたね!

見栄のために犯罪にまで手を染めた玲奈さんと、目先の誘惑で全てを失った拓也。二人が迎えた悲惨な結末は、まさに『因果応報』そのものでした。お天道様は見ていますね。☀️


こうして最後までハラハラドキドキのストーリーをお届けできたのは、毎日『いいね』や熱い応援コメントをくださった読者の皆様のおかげです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです!


また皆様に「スカッと胸がすくような、新しいサレ妻の逆転劇」をお届けできるよう、現在、次回の新連載の準備を進めております!

次回作も、さらにパワーアップした修羅場とスカッと展開をご用意していますので、ぜひブログのフォロー(読者登録)をして楽しみにお待ちいただけると嬉しいです!


最後になりますが、「沙織さん、本当にお疲れ様!」「今回の連載、最高にスカッとした!」と思ってくださった方は、ぜひ最後の『いいね』や、完結お祝いコメントを残していってくださいね!👇