【300万円要求の地獄】「愛しているなら助けてよ」娘を追い詰めた婚約者の恐ろしい本性が明らかになった日
第2話の続きです。
婚約者からの100万円。
そして。
新たに要求された300万円。
私は耳を疑いました。
娘は真っ青な顔で。
リビングの椅子に座り込んでいました。
いつもはしっかり者の娘が。
まるで別人のようでした。
■婚約者の言い分
事情を聞くと。
婚約者は新しい事業を始めると言っているそうです。
成功すれば何倍にもなる。
二人の将来のためだ。
だから協力してほしい。
そう説明されたらしいのです。
しかし。
娘自身も詳しい内容は理解していませんでした。
事業計画書もない。
契約書もない。
投資先も曖昧。
それなのに。
300万円だけは必要だと言う。
私は寒気がしました。
■夫が動く
その夜。
夫は珍しく冷静でした。
怒鳴ることもなく。
娘に言いました。
「一度その人に会わせなさい」
娘は嫌がりました。
でも最終的には了承しました。
そして翌週。
再び婚約者と会うことになったのです。
■違和感だらけの話
ファミリーレストランでの話し合い。
婚約者は相変わらず愛想が良かった。
笑顔もある。
受け答えも上手い。
でも。
夫が事業内容について質問すると。
急に話が曖昧になるんです。
市場調査は?
資金計画は?
収益予測は?
競合分析は?
どれもまともに答えられない。
それなのに。
「絶対成功します」
その言葉だけは何度も繰り返しました。
■夫の質問
そして夫は聞きました。
「なぜ銀行で借りないのですか?」
婚約者の表情が一瞬固まりました。
その後。
「審査に時間がかかるので」
「金利がもったいないので」
そんな説明を始めます。
でも。
私たちには分かりました。
銀行が貸さない理由があるのだと。
■娘への支配
話し合いの途中。
もっと恐ろしいことが分かりました。
婚約者は。
娘の服装に口を出す。
友人関係を制限する。
SNSを監視する。
帰宅時間を報告させる。
そんなことをしていたのです。
娘はそれを。
「心配してくれている」
そう思い込んでいました。
私は胸が締め付けられました。
■決定的な言葉
帰り際。
婚約者は娘に向かって言いました。
「親の言うことばかり聞くんだね」
「俺より親を選ぶんだ?」
その声は。
今まで見せていた優しい口調ではありませんでした。
冷たく。
責めるような声。
娘は下を向いていました。
私はその瞬間。
確信したんです。
この人と結婚したら娘は幸せになれない。
■娘の涙
その日の夜。
娘は実家で泣き続けました。
婚約者のことが好き。
でも苦しい。
怒られるのが怖い。
嫌われたくない。
見捨てられたくない。
そんな言葉が次々と出てきました。
それは恋愛ではなく。
支配されている人の言葉に聞こえました。
■さらに発覚した事実
そして翌日。
私たちはもっと衝撃的な事実を知ることになります。
婚約者には。
娘に隠していた借金があったのです。
しかも一つではありませんでした。
カードローン。
消費者金融。
知人からの借金。
総額は想像を超えていました。
そして。
その借金の存在を知った娘は。
初めて。
婚約者への信頼が揺らぎ始めたのです。
しかし。
本当の地獄はまだ終わっていませんでした。
(第4話へ続く)
■管理人より
恋愛感情が強い時ほど、第三者には見える危険信号が見えなくなることがあります。
お金の要求、交友関係の制限、監視行動などは、後から振り返ると支配の始まりだったというケースも少なくありません。
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