【第2話】「私、このままで終わるの?」——SNSを開くたび苦しくなる“アラフォーの見えない焦り”

第1話の続きです。


同窓会から帰ったあと。


私はなぜか眠れませんでした。


別に嫌なことを言われたわけじゃない。

マウントを取られたわけでもない。


でも。


胸の奥がずっとザワザワしていたんです。


同級生たちは、それぞれ違う人生を歩いていた。


なのに私は。


「誰かと比べて、自分が遅れている気がする」


そんな感覚から抜け出せませんでした。


■深夜2時のSNS

眠れない夜。


やってはいけないと思いながら。


私はスマホを開きました。


SNS。


そこには。


旅行中の友人。

新築マイホーム。

子どもの合格報告。

夫婦仲良し投稿。


キラキラした日常が並んでいました。


もちろん。


本当は分かっています。


SNSなんて良い部分しか載せない。


でも。


疲れている時って。


頭で分かっていても心が負けるんです。


■夫との会話

その夜。

隣では夫がいびきをかいていました。


昔は。


夜中まで二人で話していたのに。


今では。


業務連絡みたいな会話ばかり。


「ゴミ出しお願い」

「学校の書類出した?」


そんな話ばかり。


気づけば。


夫婦じゃなくて共同生活者みたいになっていました。


■若い頃に思い描いていた40歳

20代の頃。


私は40歳になった自分を想像していました。


余裕があって。

落ち着いていて。

自分の人生に満足している大人。


そんなイメージでした。


でも現実は。


毎日時間に追われ。

体力は落ち。

将来が不安で。


むしろ20代より迷っている。


あの頃の私が見たら。


きっと驚くと思います。


■バズっていた投稿

そんな時。


ある投稿が目に入りました。


「40代は人生の折り返しじゃない。第二のスタート地点だ」


何万件も共感されていた投稿でした。


最初は。


綺麗事だと思いました。


でも。


何度も読み返してしまったんです。


なぜなら。


私は心のどこかで「もう遅い」と思っていたから。


■母の言葉

数日後。

実家へ行った時でした。


母が何気なく言ったんです。


「あんた最近疲れてる顔してるね」


その瞬間。


なぜか涙が出そうになりました。


夫も気づかない。

子どもも気づかない。


でも母だけは気づいた。


親ってすごいなと思いました。


そして。


母が続けて言ったんです。


「人生なんて何歳でもやり直しできるよ」


私は思わず笑いました。


70歳近い母に言われると。


不思議と説得力があったんです。


■ある決意

帰宅後。


私は久しぶりにノートを開きました。


そして。


「本当は何がしたい?」


そう書いてみたんです。


すると。


驚くほど何も出てこなかった。


母親。

妻。

会社員。


その役割ばかりで。


“私自身”が空っぽだったんです。


その時。


私は初めて気づきました。


焦っていた理由に。


同級生が羨ましかったわけじゃない。


自分の人生を、自分で生きている実感がなかったんです。


そして私は。


あることを始める決意をしました。


(最終話へ続きます)


■管理人より

アラフォー世代の悩みとして非常に多いのが、「人と比べてしまう苦しさ」です。


SNS全盛の今だからこそ、自分だけ取り残されているような感覚になる方も少なくありません。


でも実際は、誰もがそれぞれの悩みを抱えているもの。


比較から抜け出せるかどうかが、この年代の大きなテーマなのかもしれません。


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