【第2話】「録音、残ってますけど?」——お局VS新人バトルが“社内騒動”になった日
第1話の続きです。
真木さんが、川島さんに真正面から反論した日。
あの日を境に。
経理課の空気は、完全に変わりました。
■始まった“公開処刑”
それまでは。
川島さんのお局ムーブって、どちらかというと“ネチネチ系”だったんです。
聞こえるように悪口を言う。
わざと冷たくする。
質問を無視する。
でも真木さんに対しては。
露骨でした。
みんなの前で怒鳴る。
小さなミスを大騒ぎする。
「だから最近の子は」と毎日のように言う。
完全に、“潰しにいってる”感じ。
でも。
真木さんは辞めませんでした。
泣かない。
病まない。
萎縮しない。
むしろ。
冷静に全部返す。
それが、川島さんをさらにイラつかせていました。
■周囲の空気が変わり始める
今まで。
みんな、川島さんに逆らえませんでした。
怖かったから。
面倒だから。
でも。
真木さんが普通に言い返す姿を見て。
少しずつ空気が変わり始めたんです。
「あれ? 川島さんって絶対じゃないのかも」
みんなが、そう思い始めていました。
■事件の日
事件が起きたのは、月末の締め作業の日でした。
経理課が一番ピリつく日。
その日。
真木さんが入力したデータにミスが見つかりました。
すると川島さん。
フロア中に聞こえる声で怒鳴ったんです。
「だから使えないって言ってるの!!」
「何回迷惑かければ気が済むの!?」
シーン……。
全員固まりました。
さすがに言いすぎ。
でも誰も止められない。
すると。
真木さんが静かに口を開いたんです。
「そのデータ、昨日確認してもらった時は問題ないって言われましたよね?」
川島さん、即答。
「言ってない!」
その瞬間でした。
真木さんが。
スマホを取り出したんです。
■「録音あります」
そして。
ものすごく落ち着いた声で言いました。
「録音、残ってますけど?」
空気、凍結。
本当に一瞬、誰も動きませんでした。
川島さんの顔色が、一気に変わったんです。
「は……?」
真木さんは続けました。
「指示内容、毎回変わるので確認用に残してます」
そして。
本当に再生したんです。
そこにはハッキリ。
「それで大丈夫」
と話す川島さんの声。
■空気がひっくり返った瞬間
あの瞬間。
経理課の空気が完全に変わりました。
今まで絶対権力だった川島さんが。
初めて“追い詰められる側”になった。
しかも。
周囲も気づいてしまったんです。
“川島さん、結構適当だったんだ”って。
■お局、大暴走
でも川島さんは引きませんでした。
むしろそこから、さらに感情的になっていったんです。
「録音とかありえない!」
「社会人として最低!」
フロア中に響く怒声。
でも。
その時。
ついに別の先輩社員が、小さく言ったんです。
「いや……でも川島さんも言いすぎですよ」
その一言で。
長年止まっていた空気が、一気に崩れ始めました。
(最終話へ続きます)
■管理人より
最近SNSでも話題になる、“お局VSZ世代新人”問題。
昔は「我慢する側」が多かったですが、今は証拠を残し、冷静に対抗する人も増えています。
会社の空気って、一人の行動で一気に変わることがありますよね。
■体験談募集
職場の修羅場・お局問題・新人トラブル体験談を募集しています。
・録音したことがある
・お局に耐えられなかった
・社内の空気が崩壊した
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