第1話
【第1話】「だから最近の子は…」——新人イビリで有名なお局が、“過去一ヤバい新入社員”を敵に回した結果
うちの会社には、“絶対に逆らってはいけない人”がいました。
経理課の古株。
勤続22年。
通称、“女帝”。
名前を聞くだけで、新人が震えるレベルの存在。
そして当然のように。
新人は、だいたい半年以内に一度は泣かされます。
■お局・川島さん
川島さん(48)は、とにかく圧が強い人でした。
声が大きい。
機嫌が顔に出る。
気に入らない人への当たりが露骨。
しかも厄介なのが。
仕事はめちゃくちゃできる。
だから上司も強く言えないんです。
新人が辞めても。
「まぁ最近の子メンタル弱いからね〜」
それで終わり。
完全に“触れてはいけない存在”でした。
■今年の新人
でも今年。
空気が変わる新人が入ってきたんです。
名前は、真木さん。
24歳。
一見おとなしい感じ。
でも。
妙に落ち着いている。
普通、新人ってもっとオドオドするんです。
特に川島さんの前では。
なのに真木さんは。
ニコニコしながら、全然動じない。
その時点で、私はちょっと嫌な予感がしていました。
■始まった新人教育
案の定。
川島さんの“新人指導”が始まりました。
「それ前も言ったよね?」
「メモ取ってる意味ある?」
「学生気分抜けてないんじゃない?」
いつものやつです。
周りは全員、聞こえないフリ。
関わると面倒なので。
でも。
真木さんだけは違いました。
ある日。
川島さんがみんなの前で言ったんです。
「何回同じミスするの?」
「向いてないんじゃない?」
普通なら謝る空気でした。
でも真木さんは。
笑顔のまま、こう返したんです。
「そのミス、マニュアルと指示内容違ったので確認したかったんですけど」
その瞬間。
オフィスが凍りました。
■誰も言えなかったこと
川島さんの指示って、昔から結構曖昧だったんです。
気分で変わる。
言うことが日によって違う。
でも誰も言えない。
言ったら面倒だから。
だからみんな、“川島ルール”に合わせてきたんです。
でも真木さんは。
空気を読まずに、“事実”を口にした。
それが、お局にとって一番効くタイプだったんです。
■お局、ブチギレ
川島さんの顔色が変わりました。
「は?」
「言い訳してるって分かってる?」
ピリつく空気。
でも真木さんは。
全然引かない。
「いえ、改善したいので統一したいです」
淡々と返したんです。
その時。
私は思いました。
“あ、この新人ヤバい”
そして同時に。
“ついに川島さんと本気でぶつかる人が来た”
とも思ったんです。
(第2話へ続きます)
■管理人より
職場のお局問題、共感する方かなり多いのではないでしょうか。
特に「仕事ができるから誰も逆らえないタイプ」は、本当に厄介。
でも最近は、“我慢しない新人”も増えていて、職場の空気が大きく変わってきています。
■体験談募集
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