1話
PTA修羅場シリーズ③(最終回) PTA総会で全てが爆発した日
前回の続きです。
PTAグループLINEの炎上をきっかけに、役員の間には完全に“派閥”ができてしまいました。
Aさん派。
そして、それに反発するママたち。
私はその真ん中にいました。
正直、どちらにも関わりたくありませんでした。
でも、PTAというのは不思議なもので、一度関わると簡単には逃げられません。
そして迎えたのが、年に一度の「PTA総会」でした。
体育館には多くの保護者が集まっていました。
先生たちもいます。
校長先生もいます。
そして、私たちPTA役員も前の席に並んで座っていました。
私はその場にいるだけで、胃が痛くなっていました。
総会は最初、普通に進んでいました。
活動報告。
会計報告。
去年のイベントの振り返り。
ここまでは、問題ありませんでした。
でも、その後の「意見・質問の時間」で事件は起きました。
司会の先生が言いました。
「PTA活動について、何かご意見のある方はいらっしゃいますか?」
その瞬間でした。
後ろの席から、手が挙がりました。
Cさんでした。
私は思わず息を飲みました。
Cさんは立ち上がり、マイクを持ちました。
そして言いました。
「PTA役員の運営について、少しお聞きしたいことがあります」
体育館が静まりました。
そしてCさんは続けました。
「役員のグループLINEで、かなり強い言い方の指示がありました」
ざわざわ…。
保護者たちがざわめきます。
Cさんはさらに言いました。
「PTAはボランティアのはずなのに、精神的に追い詰められるような状況になっています」
体育館の空気が変わりました。
私は横に座るAさんを見ました。
Aさんの表情は、完全に固まっていました。
すると司会の先生が困ったように言いました。
「その件は後ほど…」
しかしその瞬間。
Aさんが立ち上がりました。
会場が一瞬で静まりました。
Aさんはマイクを取ると、はっきり言いました。
「誤解があります」
その声は体育館に響きました。
「PTAをしっかり運営するために、厳しく言っただけです」
「やる気のない人に合わせていたら、PTAは成り立ちません」
その言葉に、会場がざわつきました。
そして次の瞬間。
別の保護者が手を挙げました。
「PTAって、そんなに厳しいものなんですか?」
さらに別の保護者。
「うちの妻も役員で悩んでました」
会場の空気が一気に変わりました。
今まで黙っていた保護者たちが、次々に意見を言い始めたのです。
「負担が多すぎる」
「LINEの連絡が夜遅い」
「役員を辞めたい人もいる」
体育館は完全に議論の場になっていました。
私は信じられない気持ちでその光景を見ていました。
すると校長先生が立ち上がりました。
「一度整理しましょう」
そして静かに言いました。
「PTAは強制ではありません」
「保護者の負担が大きいなら、仕組みを見直す必要があります」
その言葉に、多くの保護者がうなずきました。
そして結果的に、その年のPTAは
・LINE運営の見直し
・役員の負担分散
・参加の自由化
大きくルールが変わることになりました。
総会が終わったあと。
私は体育館の外に出ました。
するとCさんが近づいてきました。
「ごめんね、巻き込んじゃって」
私は首を振りました。
「でも、言ってくれてよかったです」
正直、あのままだったら、私はPTAが嫌いになっていたと思います。
そしてAさんはというと——
その後、役員を辞めました。
理由はわかりません。
でも、それからPTAの雰囲気はずいぶん変わりました。
今思うと、
PTAで一番大変なのは仕事じゃなく、
「人間関係」だったのかもしれません。
これが、私が体験したPTA修羅場です。
管理人より
PTAトラブルは本当に多く、読者の皆さんからもよく相談をいただきます。
・ママ友の派閥
・LINE問題
・役員の負担
同じような経験をされた方も多いのではないでしょうか。
もしよければ、皆さんの体験も教えてください。
体験談・相談受付
このブログでは体験談を募集しています。
・PTAトラブル
・ママ友問題
・義母トラブル
・夫婦問題
人には言えない体験でも大丈夫です。
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