はちゃめちゃのきょう
1.15

こわい、日。

本当はどこにも
行けないほど 怖いのに
あなたはそこへ
出かけていきました。

勇敢、でした。









きのう、100年に
一度ひらく夜馬毒薬店へ

地下通路を抜け、





★夜の地下通路は、

銀河草原の果てにある
(沈んだ王国》へ
続いているのでした。

そこには、滅びた、と
信じられている一族や
イキモノたちが、

瞳にツヨイヒカリを
灯して暮らしているのでした★


魔女木枯らしの
紹介状を持って

夜馬毒薬店へと着いたふたり。


夜馬から
うながされ、

雪きつねは、ようやくに
思い出したかつての名前と
焼けただれた皮膚の記憶と


メモリは、
生まれ指輪に宿った
劣等感と
呪詛のような文面が連なる
母さんからの手紙を


少女期から去る毒薬を飲み干し、

過去へ捨てました。



が、これはまだ、
だいぶん、先のオハナシ。


書いている
長いおはなし

木馬座暮らし4のころに
起こる出来事です。 



木馬座暮らし2に出てくる
雪きつねの描写。



☆雪きつねは、
かつて少女兵だったのでした。

自身が背負っていた爆薬で、
大やけどを負い、

引き取り手が無く
銀河をさまよっているところを
きつね男爵に助けられました。

いまは、銀河草原で
図書館員として
暮らしています。


きつね男爵が統べる銀河草原は
どこより 死に近い場所です。



はちゃめちゃのきょうOctober
新月の日に、登場した雪きつね。

新月の、日。

雪きつねが遊びに来るので
あなたの少女時代を
話してあげてください。






cherryさんとの
靴下さんsetの
はちゃめちゃbooks

寒がりのヴァンパイア

にも
雪きつねが
出てきます。


扉に、登場人物が書かれています。

主人公高校生の
京藤ケイスケくんの下に
雪きつね、とあります。



このころの雪きつねは

記憶図書館の仕事にも慣れ
語彙も増え

柔らかな表情を
見せるようになっています。


実の父親からの性暴力から
逃れてきた瞼夜と

魔女木枯らしの家で
寝起きを共にし

ゆきちゃん、ゆきちゃんと

可愛がられ

彼女の魂が
生来持っていた
明るさが

すこしずつ
周りのひとにも

届き始めた
そんなころ、です。





はちゃめちゃの町の物語は

さまざまな年代の
《オンナたち》が

それぞれのLIFEから
現実に立ち向かっていきます。


かつて教師だった
魔女木枯らし


古代縫いの
後継者という
宿命を負った
月鞠裁縫店の店主
月鞠子

は、中年期を過ぎた
女性たちの代表です。


その下の世代には

定食屋リバーの
悲しみさんや

菓子店tui- tuiの
ツイツイがいます。


ツイツイは
クッキー缶、冬の夜缶
No.1を
雪きつねにあげようと
日記に書いていました。







この日記です。
冬の夜缶のおまけの本でした。




そして

心細げに
夜の地下通路を歩いた

雪きつねや
お針子メモリは
少女たちの代表です。



ふたりをわたしは

まるで、遠く離れ住む
罪を持った姉のように 

(まだ、母のようじゃない)

強くあれ、選べ、
ジブンの足で歩け 

(あたしのようになるな)

と、応援せずには
いられないのです。






はちゃめちゃの町の
おはなしは

こんな風に

一冊いっさつが
微妙につながり、

過去、現在、未来という
みっつの螺旋が

同時に

上へ下へと
廻り続けています。



もし、よろしかったら

ぜひ、この町を
訪ねてくださいませ。



hachametown
管理人
空想家 しお




うるまちゃんの新しい絵。
冬の塔へ行くのはすいようび。