椿(つばき)と 山茶花(さざんか)。


いまの時期よく見かけるのは
開花の早い山茶花かと思います。



どちらもツバキ科の樹木なので
よく似ていますよね。


よく通る公園や道端に
花びらが落ちていませんか?



椿と山茶花の大きな違いは
花の散り方でした。


こちらは乙女椿


はらはらと花びらが散るのは山茶花で
花の形をとどめたまま落花するのが椿です。


花首がぽろりと落ちることから
武士の家では縁起を気にして
植樹はご法度だったとか。




今年の秋はなんだか短かったですね。


季節はずれの台風続きで
楽しみにしてた金木犀が
あっという間に散ってしまったせいでしょうか。



あ。金木犀といえばですね
びっくりしたことがあったんですよ。


あの秋を告げる香りに
馴染みのない地域があるということ。


北東北や北海道では
屋外での越冬ができず育たないらしいのです。

中国南部の原産とのことで
意外と寒さには弱かったんですね。


金木犀のない秋を思うと
すこしだけ切なくなりました。




知ってしまったから悲しいことも
知らないほうが幸せなことも


愛とか恋とか
依存とか執着とか

似ているようで全然違うものも



過ぎ去ればみんな
きれいで かわいらしくて
ただちょっと寂しい。
それだけ。



ずっと怒るエネルギーも
心の底でつく悪態も
悔しいけれど維持することはできなくて。


ぱらぱらと散るか
ぽとんと落ちるか。




近くの河岸にあった立派な生け垣が
椿じゃないと知ったとき。



山茶花は嬉しかっただろうか。

椿は泣いたりするのだろうか。



おやすみなさい。よい朝を。