こんばんは。

空も気温もすっかり師走をまとっていますね。

 

 

なんだか今年は急に寒くなってしまったように感じて

朝晩の空気の冷たさに毎日びっくりしてしまいます。

 

 

まだ冬という単語になじめないまま

取り急ぎ12月を迎えました。

 

 

 

 

わたくしごとになりますが

料理、けっこう好きなんですよね。

 

こう寒くなりますと

煮込み料理の登場する機会が続いていませんか。

 

基本的には 切って→煮て→味付け という

ごくシンプルな工程なのに奥が深いなあと思います。

 

 

最近作りましたのが

芋煮(南東北の郷土料理・宮城はさといも入り豚汁)と

ポトフでした。

 

 

昨シーズンまでは材料を切ったら

鍋にぼーんと投入してあとは煮るだけ!

というワイルド仕様だったのですが

この冬はなぜかちょっと凝ってみたくて。

 

 

新たにレシピを探し当てまして

おいしいけどちょっとよそよそしい

スープをすすっていました。

 

 

前の晩に作って次の朝に食べたり

夕飯の仕込みを昼間にやってみたり。

 

 

手数よりは時間をかけて

じっくり待つ楽しみを覚えましたよ。

 

 

はじめてのレシピなので

味見という名の試食をしてしまうのが

今後の課題ですね。

(目に見えて量が減っています…)

 

 

 

 

あら。

もしかしてこれってかの有名な

丁寧なくらしなんじゃないかしら…?

むふふ。

 

 

と、丁寧なひとは思わないであろう

雑念にとらわれたついでに

 

ふと「暮らし」の語源を調べますと

 

 

【暗くなるまで】+【する】=暗し・暮らし(ざっくり)

ということでした。

 

 

電気がなかった時代は寒くて暗い夜が訪れたら

もうその1日は終わっていたのですね。

 

明るいうちにできることをやって

日が暮れたら眠る。

 

これぞまさに元来の丁寧な暮らしだ…!

 

 

 

今日は天気がよかったので洗濯と掃除をして

ゆっくり朝ごはんをいただきました。

 

恥ずかしながら夜型人間なので

休日の朝と呼べる時間帯に起きることは

かなり少なかったんですね。

 

 

まだ低い太陽が部屋に差し込んで

日中とは違うシャキッとした陰影を生んでいきます。

 

 

それは昨日の余韻を清々しく打ち消していくような

まぶしくて新しくて、ほんのちょっと寂しい光。

 

 

 

 

丁寧にくらしていくことは

祈りに似ているな、と

食後のコーヒーにぐるぐるお湯を注ぎながら思いました。

 

 

清めたり、整えたり、捨てたり。

 

 

自分と、

そこでくらすひと、

そこへ訪れるひとのための祈り。

 

 

どうか今日も無事で、できたら元気でという

ささやかな祈り。

 

 

 

 

昨日煮込んだ祈りを食べて

今日も夜まで生きのびました。

 

 

ちょっとだけ冬が楽しみになりませんか。

今度はおでんにしようかな。

 

 

 

追伸:芋煮とコーヒー味のベーグルは合いませんですね…

 

写真:安比奈ゆき

 

 

 

 

【新刊情報】

ご縁がありましてイラストを担当させていただいた

書籍が発売中です。

巽 一郎先生著「100年足腰」