月がきれいだと思えない夜、
しらすが救ってくれた話。










女性ならではの、定期的にやってくる体調とメンタルがどよよんとする時期。


いろいろな対策のかいもあって体調の下限はちょっと底上げされたのですが、やっぱり気持ちが滅入るタイミングは存在しまして。

 



体調に限らず、女性に限らず、気持ちが落ちたら落ちたで、落ちたままでいたいときってあるじゃないですか。


ぜんぶ冬のせいにして。





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まさに今宵はそんな夜で、なにもしたくないけど、なにもせずにもいられないような、かと言ってなにがしたいのかもわからない。





なにか突破口がほしくて、駅前のコンビニに向かうことにしました。





仕事という名の偉業を成し遂げてきたひとたちとすれ違い続け、とぼとぼとたどり着いた光り輝く店内。





お腹がすいていたのでお弁当やら麺類の棚を見まわしますが、なにが食べたいのかわからない。




「ああ、なんか末期だな。」




と、思いつつ、辛抱強く行ったり来たり。







あきらめて帰ってもよかったのかも知れません。
でも、なんとなくこのはっきりしないもやもやに付き合ってみようと思いました。





冷たいものはいやだな、甘いものも違う。

麺類じゃないし、ごはんでもない。

肉を食べる気力はなさそうだ…





迷いに迷って、千切りキャベツとしらすのパック(2個セット)、あたたかいジャスミン茶を購入。



変な組み合わせですが、実は夕方に見たネットの記事の写真にあったもの、そのまんまでした。






家に帰ってさっそくキャベツ、しらす、ごま油、きざみ海苔、白だしを混ぜ合わせます。
からみあってしなしなしていく様子に、不思議と安心感を覚えました。





ひと口食べてみると、ものすごく美味しかった。






「わたし、正解したんだ。」





ふいにそんな思いが浮かんで、ぽろぽろと涙があふれました。






もう自分の気持ちすらよくわからなかったけど、諦めないで美味しいものにたどり着けた。


ひんやりと浮かぶ月がきれいだと思えないままコンビニから帰ってきたのを、結構気にしていたみたいです。
涙のわけは五感の一部を取り戻せた安堵感だったと思います。






わたしにとって、あなたにとって。



美味しいが、正解。

楽しいが、正解。

嬉しいが、正解。

落ち着くが、正解。


悲しいも寂しいも、ほんとは正解。





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冒頭のイラストは大好きなドラマ「カルテット」です。


今年の初めごろに3人まで仕上げたものの、どんなにタッチで描いていたのか思い出せずに高橋一生さんを加えられないままでした。





拡大するとちょっと似てるかも




このドラマは主題歌からサントラ、キャストやロケーション。
もうとにかく最高でした。




全編に名言が散りばめられているので、何回見ても突き刺さるのですが、特に好きだったのが






「泣きながらご飯食べたことあるひとは、生きていけます。」






という言葉です。







どれくらいいるのかなあ。



悲しくても、悔しくても、寂しくても、辛くても。
それでも食べよう、進もうとするひとは、生きていける。





そうそう。





泣きながらノートとペンをしたひとも、生きていけます。





もちろん、ですとも。









最後にもうひとつ、お気に入りのセリフを。






「穴がなかったら、ドーナツじゃありません。

僕はみなさんのちゃんとしてない所が好きなんです。

たとえ世界中から責められたとしても、僕は全力でみんなを甘やかしますから。」








しらすキャベツ、とっても美味しいのでよかったら作ってみてくださいね。


また「カルテット」の話はしたいです。





ゆきりんでした。