前回のお話にも繋がるのですが、、、

 

 

かつて田舎暮らしをしていた時です。

 

ちょっと先に、おばあちゃんがお一人で住んでらっしゃいました。

笑顔の可愛らしい、優しくてほがらかなおばあちゃんで、出会うといつも子どもを可愛がってくれていました。

 

足がご高齢で弱っておられたので、いつも歩く時は、荷車を支えにして、ゆっくり、歩いてらっしゃいました。

 

おばあちゃんがお一人で歩くのは、100メートルほどの坂を下ったところまで。

毎日、ゆっくり、ゆっくり。散歩されていました。

ご不便はないかなと気になりながら、お買い物は、誰かがされているようで、毎日、誰かしら近くの方が訪ねて、よくお話をされていました。

 

ある日、私が出先から、田舎なのでいつもは車なのですが、その日は歩いて戻っていると、、、

 

ちょうど坂の途中で、おばあちゃんが、荷車を横に置いて、道路脇に立ち、沈んでいくオレンジ色の夕陽を、じ っと、眺めておられました。お顔に、夕陽が当たっていました。

 

 

その時は、こちらには気付かないくらい、まっすぐ太陽を見つめてられたので、ご挨拶は遠慮してと、、

おばあちゃんの横を歩いて通りすぎる時に、、

 

 

はっとしました。

 

一点の曇りもない、幸せを感じて至福につつまれた眼差し、

 

その瞳をみた時に、一瞬で理解しました。

 

おばあちゃんは、この、半径100メートル位の暮らしの中で、十分どころか十二分に、幸せを感じて暮らしているのだと

 

そして、勝手に、自分で遠くにいけないのでは日常に満足できないのでは、お誘いしたら良いかなと、勝手に思っていた自分が、心から恥ずかしくなりました。

 

この方には、私には見えていないものが、見えている、気づけていないささやかな日常に、気づいていらっしゃるんだなあと、、。

 

心で拝みたくなるお姿でした。

 

年月はたちましたが、

 

そこから、いまでもあの眼差しをふっと、思い出す、、、

 

心の持ちようを教えて頂いた、尊敬する方のお一人です。

 

 

 

今日もお読み下さりありがとうございました☆彡