週末は青森で、リトリートを開催していました。いろいろなテーマがあったのですが、そのうちのひとつが「タイミング」でした。
あらかじめ予定していた行程があったのですが、初日から二日目の朝にかけて雨模様になったので、急遽、雨天でもまわれる内容に変更したのですね。
いつ、どのタイミングでそれをするのか、あるいはしないのか……タイミングを測る、見極める、というのは、占星術では土星の仕事です。
土星は十字の下に半円のついた記号ですが、これは「我らの肉体(月=半円)は、いま、ここ(十字)にある」ということを示していますね。
十字の横線がここ、縦線がいまであり、私たちの肉体は「いま、ここ以外のどこにも行くことができない」という、ある種の制限であり、魂が肉体に閉じ込められた姿を表してもいるでしょう。
ここからしかどこへも行けないのであれば、相応しいタイミングを見極めるに、しっかりと「いま、ここにいる必要がある」ともいえます。
土星は農耕の一連のプロセスを象徴していて、そこには、どんな手順でどのような作業を進めるのかという、構造があります。
しかし、それを実際に行うときは「今日は雨が強いので、やむまで待とう」とか「寒さが抜けるまで、タネを蒔くのは延期しよう」とか「昼間は暑くなりそうだから、朝のうちに作業してしまおう」といった、臨機応変な対応と、タイミングの見極めが必要ですね。
登山もそうです。いま登るべきか、待つべきか。どれくらい進んだ方が良いのか。厳しい道程であるほど、それを注意深く見極めることが欠かせません。
土星は天秤座にあるとき、最も本領を発揮する高揚(イグザルテーション)となりますが、天秤座の表す、バランス感覚や、調和点を見つけることが、土星の決断を助けてくれるでしょう。
これは信頼して手放していくこと……オープンにひらいておいて、やってきた流れに調和して合わせていくような「天との共同作業」でもあります。
天は、友人のように「こうしよう」「ああしよう」と、言ってはくれない、時にこちらを振り回す気まぐれな存在ですが、そのサインを見逃さないためにも、しっかりと「いま、ここに注意深くいること」が大切です。
私たちはいつでも土星でタイミングを測り、相応しい時に、ちょうど良い行為をしているわけですが、いろいろなことが、これまでのマニュアル通りにいかなくなる、いまの時代に、これはとても大事な能力だと感じます。
人生において、いつ、何を、どれくらい実現させるのが相応しいのか、注意深く、そのタイミングを測ってみてくださいね。

