息子が生まれたのは42年前。

 

お赤飯を作り始めたのは
もう少し後だったと思います。

 

子どもたちが10歳を過ぎた頃だったでしょうか。

 

おふくろの味を一つくらい
覚えていてもらいたい。

そう思った時に選んだのがお赤飯でした。

 
 
本当は2日間がかりで作るお赤飯ですが
なんと3時間で炊き上げるレシピを見つけ
 
家族の誕生日ごとに作り続けて30年程になるかしら。
 
全員で食卓を囲むことはなくなりましたが
生まれた日のお祝いは欠かさずしています。
 
 
お赤飯は色が命。
真っ赤にするにはコツがあります。
 
 
小豆の赤は鉄分。
なので色だししている間
玉杓子で小豆汁をすくい上げ
 
空気に触れさせることを繰り返し行います。
 
これは、父の里で母が習った色出しのやり方。
 
そのやり方を私も受け継いでいます。
 
 
それでも、その時、その時の気合の違いでしょうか
色が思ったほどでないときもあり
ガッカリすることもあります。
 
今日はとても満足する色でした。
 
 

全員で食卓を囲むことはなくなりましたが、


こうしてお祝いのお赤飯を炊くたびに
家族との時間を思い出します。

 

 

母から私へ。
私から子どもたちへ。

 

味と一緒に、
そんな思いも受け継がれていたら

うれしいなと思います。

 
 
 
お赤飯
おいしすぎてつい食べ過ぎてしまいました。
 
 
 
 
 
 

人生は

特別な出来事だけでできているわけではありません。

 

毎年繰り返すお祝いごはんや、
受け継がれてきた知恵の中にも、


大切な思いは息づいています。

 

何気ない日常の中にある宝物を、
これからも見つけていきたいと思います。