潜在意識のナビゲーター ビリーブス田中  -33ページ目

⑥他人を幸せにしたい(知覚の反転)

 つづいて25歳のM君が到着。例のごとく、これまでの流れを話し、H氏が同席していることが、「M君にとっても、H氏にとっても、全体にとっても利がある」と感じられたら、これまで通り同席させて欲しい、「もし、Noならば、席を外してもらう」ということで確認をとった。
 M君は、話を聞いている間中、頭の中が?マークで一杯のようで、ポカンとした表情。

 「何で同席していることが自分の為になるのかわからないので、スミマセン」ということで、H氏には席を外してもらった。


 さて、M君は、コーチングのセミナーや個人セッションをしているということで、

「もっとたくさん人が集まるようなコーチになって、人を幸せにしたい」


というようなテーマであったが、何を言っているのか、こちらの頭の中が?マークで一杯になっていった。
 何とか、接点をつかもうとカウンセリングを続け、残されたわずかな時間でエネルギーレベルの調整に移った。
 筋肉反射テストで出てきたのは、「身体極性の統合」だ。
彼は、調べてみると、エネルギーが全て反転していた。

 このことについては、「セッション・レポート②」で詳しく解説しているので、是非読んで欲しい。
http://ameblo.mom/life-chenge/entry-10344256287.html

 エネルギーが正常回路に戻ると、「自分がどうもおかしかったらしい…」ということが受け入れられてきたようだ。

⑤分離感

 さて、静岡からはるばる駆けつけてくれたSさんのセッションになった。

 テーマは「自分を知りたい!」「本当の自分と表面的に装っている自分とのギャップを埋めたい!」ということだった。

 いつからそのギャップが生じたのかを調べる為、年齢遡行していくと4歳の記憶ファイルにたどり着いた。

 Sさんは、即「弟のことだ!」と呟いた。
 そこで、FOホールディング(額と後頭部を手で覆う)を使って、第一視覚野と前頭前野を活性化することで、ストレスなく、その時の状況がイメージできるようにした。

 蘇ってきたイメージは、弟が生まれた時のことだ。それまで、両親の愛情を一身に受けていたのが、弟が生まれたことで、状況が一変した。
 Sさんは、弟に両親を奪われたと感じ、両親の見てないところで弟をいじめるようになった。
 しかし、両親が見ているときには「いいお姉ちゃん」を演じることになる。
 これが、本当の自分と装っている自分のギャップが生じた源だったのだ。

 筋肉反射テストを通して、身体が訴えてきたエネルギーブロックの修正法は、クロアカル・エネルギーだった。これは、細胞レベルの分離感を一体感に変換する画期的な修正法だ。

詳しくは「セッション・レポート⑥ 受精13日目の原初の記憶」をご覧下さい。
http://ameblo.mom/life-chenge/entry-10344263278.html 

 こうして、再びイメージを見てもらうと、今度は弟と仲良く遊んでいる映像が出てきた。
 自分自身とつながって、周りの人とも心から楽しく関わることが出来る自分を取り戻し、小1、中1、高1、20歳、30歳、今現在まで、それぞれにポジティブなイメージをアンカリングし、三年後の素晴らしい未来のイメージワークまでして、セッションを終えた。

 明るく元気を取り戻した、Sさんは、意気揚々と静岡に帰って行った。
 そばで、セッションの様子を見ていたL氏も納得したようで、次回は正式にセッションをする約束をして、別れた。

 次は、25歳のM君だ。

        <つづく>

④草食タイプと肉食タイプ

 さて、遅れてきていたL氏は、実は治療家、使っている手法は違うであろうが、ある意味で同業者だ。
 この為、「手放しでセッションを受けたい!」というよりは、お手並み拝見といったところがあるようで、今までの人とは勝手が違う感じ。

 残された時間は後30分、そこで、大阪から名古屋に掛けての一連の流れと、今日一日でもどんなことが起きているのかを話した。また第三者である、追っかけのH氏が観察してきた話なども交えた上で、「今」がどんな状況なのかを伝えた。

 当初は、「15分間のお試しセッションを希望」ということであったが、その時間も残っていなかったので、「脳と心と体の関係」についてレクチャーし、私自身がどんな思いの中で、今活動しているのかを伝えた。

 L氏は、自分が時間内に辿りつけなかった理由が「自分の内側にあた疑いの気持ちにあった」ということを悟ったようだ。そうして、「日を改めて、正式に個人セッションをお願いしたい」との依頼を受けて、L氏の時間は終わった。

 そして、次は静岡から駆けつけたSさんだ。
Sさんは、「絶対に受けたい!」と思っていたそうだが、連絡を頂いた時には、もう既に予約が一杯になっていた。
 にも関わらず「きっとキャンセルが出て、入れるはず!」と信じて待っていたそうだ。
 Sさんの願いが叶ったのか、直前でキャンセルが出て、受けられることになったのだ。
行動遺伝学の観点からすると、Sさんも、先に返ったKさんも丸顔(肉食動物タイプ)だった。

$田中信二の「人生を本気で変えたい方」の為のブログ
丸顔(肉食動物タイプ)タイプは、全く始めての事、知らない事でも「何とかなるさ」という「根拠のない自信」があるのだ。
$田中信二の「人生を本気で変えたい方」の為のブログ
 これとは対極の細顔(草食動物タイプ)のL氏は、「初めてのことには警戒心を持ち、不安になるが、その分、次のためにコツコツと準備をしていく」タイプだ。

 L氏は、「私も同席させていただき、セッションの様子を見学させて頂いていいですか?」と申し出た。
 L氏にとっては、いきなりセッションを受けるよりも、先ずは理論的に理解し、人がセッションを受けるところを観察し、次の機会に自分自身がセッションを受けるというのは、彼の構造からしてもベストな流れである。
 Sさんは、当然快く承諾してくれた。

 さて、行動遺伝学とは、このように、顔を一目見ただけで、その人の遺伝子レベルの思考・行動・感情パターンが解かるのだ。しかも、これは単なる人相学とは全く違う。脳神経学に裏付けられ、統計的学的にも検証され、99%の精度を持つも特徴だけを約70項目を選び抜かれて体系付けられたものなのだ。顔つきを構成する、目・鼻・口・耳など、感覚器官の形大きさの違いは、そのまま、脳細胞の比率の違いとなる。

$田中信二の「人生を本気で変えたい方」の為のブログ

 例えば、目の大きなメガネザルは視覚情報が沢山入ってくる。この為、脳の視覚領域の細胞が沢山ないと意味がない。
$田中信二の「人生を本気で変えたい方」の為のブログ
また、耳の大きなコウモリは、聴覚情報を処理する脳細胞の比率が多くなる。この違いが、内面世界の違いとなり、行動パターンも当然変わってくる。
 
 顔の特徴の違いは、父方、母方の遺伝子の組み合わせによって生じるものである。この為、今世、この顔を持って生まれてきたということは、生まれた時からどんな、思考・行動・感情パターンを持ち、どんなタイプとの関係で誤解が生まれトラブルを引き起こしていくのか、それによって、どのように自己否定するようになるのかまで決まっているのだ。
 そして、それらの体験を通して何かを学び、再び本来の自分を取り戻していったのなら、どんな素晴らしい人生を歩むことになっていけるのか…。といったことに至るまでの秘密が隠されている。
 行動遺伝学に興味のある方は、是非、「スーパー・コミュニケーション・セミナー」に参加して頂きたい。
http://mixi.jp/view_event.pl?id=12906927&comm_id=1320062 

 さて、Sさんには、例のごとく、今までの経緯を話し、H氏とL氏の同席の許可を得て、いよいよセッションを始めることになる。どんな展開になるのやら…。
<つづく>

③全てはメッセージ(事実と信じ込み)

さて、次のクライアントは、このキョロキョロしている丸顔の人のよさそうな女性のようだ。
 声をかけてみると案の定、10:30から予約していたAさんだった。

 早速、席にお招きし、3日前の大阪での個人セッションやワークショップからの流れを話し、そこから押し掛けてきたH氏を紹介、そして、今セッションが終わったばかりのK氏を紹介した。H氏、K氏から、それぞれ、自分の体験談と、「この場に同席させてもらいたい」とのお願いをする。

 Aさんは、昔受けた自己啓発セミナーで、渋谷のハチ公前で、わざと汚い格好をして、パフォーマンスをしたことがあるということで、すぐに主旨を理解してくれ、快く同席を許してくれた。
 さて、どんな展開になっていくのやら…。

 Aさんのテーマを聴いていくと、
・以前はススキのでスナックを営んでいて、昼夜逆転の生活をしていた。
・3年前に再婚、その頃からジンマシンに悩まされる
・娘さんも好きなペットショップで働いているのはいいのだが、動物アレルギーでかわいそう。何とかしてあげたい。
・札幌の両親にも老後の生活に苦労しないようにしたあげた。
ということだった。

 行動遺伝学的に観点から見ると、Aさんのような丸顔(肉食動物タイプ)は、「初めてのこと、自分の知らないことでも『何とかなるさ!』という根拠のない自信を持っているタイプだ。この為、ついつい頼りにされるとイヤと言えない。また、他の人が困っていると勝手に思い込んで、頼まれてもいないのに、親切心から大きなお世話をしてしまいがち。苦労している割には周りから感謝されずに、肩に他人の分の重荷まで背負い込んでしまいがちになるのだ」


 そこで、娘さんのこと、ご両親の問題について、直接本人から相談を受けているのかどうか聞いてみたところ、Noだということだった。
「だったら、その問題は、Aさんが悩む必要はありませんね」と言った瞬間、肩こりがスーと引いたそうだ。これは実際、よく起きる現象です。

 さて、そこで、Aさんにとって何が問題なのか突き詰めていったところ、結局「今回のセッションでは、ジンマシンがよくなれば、充分満足だ」ということだった。
 このジンマシン、本人としては、北海道から出てきてから起きた事で、「食生活や生活習慣の変化が原因ではないか」と考えているようだ。
 化学合成された薬が、身体にとっては良くない事も知ってはいるものの、薬を控えようとして、返ってひどくなって眠れなくなった経験もあり、今では薬を手放せないそうだ。

 症状は車でいうなら、ガソリンの警告ランプのようなものだ。

ジンマシンを何とかしたいということは、

「ランプが点滅すると気になって、運転に集中できないんです。
だから、なんとかランプを消したいんです。」

と言っているようなものだ。

だからといって、バンドエイドをランプの前に貼って見えなくしたところで、根本的な問題解決にはなっていない。ましてや、ランプのコードを切ったところで意味がない。

 そのまま走り続けたら、やがてガソリン切れでエンストすることになる。

この場合ランプのメッセージは『そろそろ給油して!』ということであり、素直に警告に従って、給油さえすれば、警告ランプの役目は終わり、自然にランプは消えることになる。

これは、どんな身体の症状も、人生で起きる思いがけないトラブルも全く同じことだ!



 左脳思考の「原因論」に陥ってミクロ、ミクロに分析していって「木を見て森を見ず」になるのか、右脳を巻き込んだ全脳思考による「目的論」で考えるのかだ。
 つまり、「人間は意思を持って、自らの選択によって動いている。だから、自分の身に起きることの全ては目的があって起こしていることであり、外側からの原因によるものではない。自分の選択の結果だということに自己責任をとっていく態度が大事なのだ。
 だからこそ、「思っても見ないことが起きている」と感じた時こそ、それをメッセージと捉え、「自分がどんな隠された意図を持って行動した結果なのか」を今一度はっきりと見直す必要があるのだ。
 ついつい人の手前で行動することで、自分を欺き続けた結果、ちぐはぐになった、心と身体のズレを、メッセージに耳を傾けることで統合していくのだ。

 筋肉反射テストを通して、身体から情報をとっていくと、「事実と信じ込み」を調べよ!ということだった。
 そこで、本人の実際の年齢を聞いた。47歳ということだった。「あなたは47歳。これは事実ですか?」
筋肉反射テストをしてみると、カチッと止まり、身体はYesと反応した。そこで、今度は「自分では何歳位と思ってるの?」と聞いたところ「27歳位」とのことだった。
そこで、「27歳。これは信じ込みですか?」
筋肉反射テストもカチッと止まり、Yesの反応をした。
ついでに、「あなたは、25歳と信じてますか?」⇒No
「40歳と信じてますか?」⇒No
「だけど、事実は47歳ですね!」⇒Yes

 このように、事実は絶対に変えられないものだが、信じ込みは変えられる。また、信じ込みが変われば、人生における態度も変わっていき、自分の身に起きることも変わっていくものだ。

 さて、次に、本来は「単なる信じ込み」に過ぎなかったものだが、何度も何度も挫折することで、「これは絶対に変えられない事実なんだ!」とまで強固に突き固めて岩盤のようになってしまった信念があるとしたら、それは何かを突き止めるのだ。


 これは、とてつもなく重要なことだ。

「自分では絶対に解決できない!」ということが事実になっている限り、どんなセラピーを受けようが、薬を飲もうが、健康食品を使おうが、何をやっても効果は出ないのである。

 しかも、残念なことに、これは医者や、占い師、など、権威ある人がつぶやいた心無い一言が元で、「絶対的事実」となっていしまっているケースを私は数多く知っている。

 例えば、何かの症状があって医者に看てもらったとする。たまたまそのお医者さんが経験不足で、どう対処していいのか知らなかったり、西洋医学しか知らなかったとする。

 そういう場合、
「これは現代医学では、まだ原因が解明されていないので、治しようがありません。一生付き合っていくしかありませんね。」とか、

「これは神経が切れてしまってますから、どうしようもできませんね」と断言してしまうことが多い。

 そうなると、聴いた方は、「権威ある先生がそう言うのだから、どうしようも出来ない」と思い込み、それを事実にしてしまうのだ。

 「自分に起きる事に関しては、自分自身が権威である」ということを選択しない限り、こうして、外側の権威に一生振り回される人生を歩むことになる。



 セッションで「事実と信じ込み」という問題が最優先として出てきたときは、最初に、「絶対に変えることのできない『事実』なんだ」と決めてしまったメンタルブロックを解除する。

そして、それを「信じ込み」のレベルに書き換える。

その上で、「否定的、破壊的な信じ込み」を「肯定的、建設的な信じ込み」に書き換えるという二段構えのセッションをしていくことなる。

 
 これによって、どんなことをしても解決できなかった問題に奇跡的を起こすことが可能になるのだ。

 さて、Aさんのケースを調べてみた。
 いくつかの思い当たる言葉を言ってもらいテストしたところ、「ジンマシンを治すには、今の薬よりも、もっと強い薬を使わなければいけない!」という言葉に対して、「これは事実ですか」⇒筋肉反射テストがカチッと反応しYesと応えた。

 年齢を遡って、調べていくと、「強い薬ばかり使っていると、身体が持たなくなるから、少しづつ弱めた方がいいわよ」とアドバイスを受けた時の記憶が出てきた。
 そこで、弱い薬に変えたところ、その晩、痒くてか痒くて眠れれず、ひどい目にあったことが蘇ってきた。そこで、その時作り上げられた身体の自動反応パターンを解除した。
 そうして、再び同じ前提の言葉で、
  「これは事実ですか?」⇒弱く反応=No
  「信じ込みですか?」⇒強く反応=Yes と変化した。
本人の気持ちとしても、「絶望的な感覚がなくなった」ということだ。

 次に、第2段階として、更に奥にあったメンタル・ブロックを解除したところ、
「ジンマシンを治すには、今の薬よりも、もっと強い薬を使わなければいけない!これを信じ込んでいますか?」⇒No
「では、薬を使わなくても、ジンマシンを治すことが出来る。ということを信じ込んでいますか?」⇒No
「ということは、これは事実なんですか?」⇒Yes
 
「あれ、何だったのかしら、もう全然大丈夫って感じ…」
彼女の顔が輝き、明るく叫んでいた。

 さて、これで終わりではない、肝心なのは、ジンマシンを無くすことではなく、ジンマシンが訴えようとしていたメッセージは何であるかを知り、そのメッセージを役立てることだ。

「ジンマシンのメッセージを知るために、何か情報をとれますか?」⇒Yes 
そこで、ファイルの中のどこにその情報が載っているのかをテストしていった。そして、その情報をAさんが読んでみて気づいたことを話してくれた。
「私、北海道にいる頃は、前の夫と別れてから『男なんかに負けるもんか!』という気持ちで頑張ってきたんです。
そして、名古屋の人と再婚をして家庭に入り、家事をするようになって、本来の女性の役割を果たしていく中で、家族に必要とされ、今までにはない、女の幸せを感じられるようになってきたんです。
 だけど、同時に、家庭の中だけでなく、「もっと沢山の人の役に立ちたい!」と思うようになってきたんです。
 だけど、ここでまた仕事を始めたら、また、突っ走ってしまって、家庭が崩壊させてしまうのではないか…と思うと、それだけは避けたいって思って葛藤していたんです。」

 そこで、ジンマシンのメッセージは何であったのかをテストしていった。そうしたところ、若いころは、男性に対抗して、左脳側(男性エネルギー)ばかりを使ってきた。
 再婚して家庭に入り、右脳側(女性エネルギー)を使うようになりバランスが取れるようになってきた。
 そして、今、右脳と左脳を統合し、家庭と仕事を両立させながら、人間としてもう一段上のステップに進む時期に来ているということに気づいていった。
 そこで、「仕事に偏りすぎて、バランスが崩れ始めた時に、その警告としてジンマシンを出してくれていたんですか?」
⇒YES とても力強いはっきりとしたYesの反応が返ってきた。

 「今まで、『ジンマシンさえなくなれば』と嫌ってきたけれど、ジンマシンこそが、家庭の崩壊を食い止めるためのメッセージだったんだ…」

「では、ジンマシンが出なくなった方がいいですか?」

「いいえ、何か私がやりすぎて突っ走りそうになったときに、ジンマシンを通して知らせてもらえるなんて、本当にありがたいことです。これからは、もっと身体の発してくれているメッセージに注意を払うようにしていきます。
本当にありがとうございました。」

こうして、彼女のセッションは終わった。

予定の時間やり、かなりオーバーしてしまった。
ところが、上手くしたもので、次のL氏は、道に迷っているそうで、時間が過ぎているにも関わらず、なかなか辿り着かなかった。

 同席していた二人は、毎回、全く違った展開で進んでいくセッションの流れと、目の前で人一人の人生が大きく変わっていく瞬間に立ち会う経験に圧倒されていた。
 ひとしきり、感じたことをシェアーし合い、今後の人生をどう展開していったらいいのかという話題になった。
 「今は、なるべく、意識の高い人と合う時間や機会を沢山つくることの大切さ」を伝えた。
 せっかく、意識が切り替わっても、まだその入り口を覗いただけである。左後脳のCIAの支配下で、サバイバル・モード(ラットレース)に陥って、過去のパターンをただ繰り返しているだけの人々の中にいると、すぐに戻ってしまうのだ。

 幸い、明日、私のメンターである伊木さんが名古屋に来ることになっているので、お引き合わせする約束をした。
 ちょうど、ひとしきり話が終わった頃、L氏が到着した。
 Aさんは、今日が愛するご主人のお誕生日ということで、L氏に挨拶だけして、退席することになった。明るく生まれ変わった自分の姿が何より物プレゼントになることだろう。
 また、K氏も一緒に退席したが、さっきまでとは別人のようになっていた。
 
 さて、H氏だけが同席させてもらって、L氏のセッションとなるのだが、これから何がおこるやら…。
<つづく>

②ブレイクスルー

ステイション・ホテルのティーラウンジでH氏のセッションが始まった。
 まずは、脳と心と体の関係に関する基本知識のレクチャーから始まった。 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=10685363&comm_id=1320062
 彼は、赤ベコのように首をタテに振り続けていった。今まで学んできたことや疑問に思ってきたこと全てが繋がっていったようだ。

 通常なら、予備知識が整ったところで本人がどうなりたいかを聴いて、それを妨げているエネルギーブロックを外すセッションに移るのだが、最初のクライアントK氏が訪れる10時を過ぎてしまっていた。そこで、一旦H氏のセッションはここで終えることにした。
 K氏から連絡が入ってないので、店内を見回してみた。
すると カウンターのあたりに、一人でキョロキョロしている人がいた。声を掛けてみるとK氏であった。

 一対一の個人セッションのつもりでいたのに、見知らぬ男が同席していることに不審を感じているようだ。
 そこで、ここまでの経緯をお話し、彼が同席していることが全体にとって、どんなメリットがあるかを話した。
 というのは、セッションでどんなに変化が起きるという話をしても、「それは、田中さんみたいに、長年いろいろな勉強をしたり、体験をしてきた特別な人だからこそ、できるんでしょう!」と本人が思ってしまったら、効果は半減してしまう。
 ここにいるH氏にしても、「人間は一瞬にして変われるんだよ!なぜなら君は昨日までの私そのものだから!」とK氏に言われたからこそ新幹線の最終に飛び乗って名古屋まで駆けつけたのだから…。
 そこで、H氏自身からも、ここまでのプロセスを語ってもらった。
 その上で、「『あくまで一対一でお願いしたい』ということであれば、席をはずしてもらう」ということで、K氏にどうしたいか聞いたところ、「別にいいですよ」と気のない様子ではあったものの、同意してくれた。

 さて、K氏のテーマは「自分から率先して行動できない。
一対一なら話が出来るが、ミーティングのような周りに沢山人がいる場だとうまく話せない」とのこと、K氏にとっては、H氏の同席を許したことは、自分に対するチャレンジでもあったようだ。
 他には、「彼女はよく気が利くのに、自分は何を言われても直そうとしない為、彼女から『一緒にいるとイライイラする』と言われるのを直したい」「カラオケが苦手」「失敗を恐れる」とのことだった。

 カウンセリングをしながら、結局全てに共通しているのが、「人の目が気になって仕方ない」ということだということがわかってきた。そこで、「どうなりたいのか? 人の目が気にならなくなったらどんな自分になるのか?」という質問を投げかけたのだが、のらりくらりしているうちに、残り時間30分になってしまった。

 この雰囲気のままいくと、何も変わらないままに時間切れになってしまうことは目に見えていた。同席していたH氏も、昨日までの自分の姿を客観的に見ることができたようだ。

 そこで、
「原因が何だったか理解したところで、出来ない言い訳が正当化されるだけで、大した意味はない。
それよりも、『人目を気にして恐れていたことが、実際には起きなかった。それは単なる幻想に過ぎなかったんだ』という体験をすることは自分にとって価値あることがどうか」

尋ねてみた。

 K氏は大きく頷いた。そこで一つ聞いてみた
「帰ってからではなく、今ここで出来ること…。そうだな、例えば、今このお店の中で人目を気にせず、歌を歌えたとしたら、恐れを克服できたことになる?」

「うっ」と詰まったものの、「ハイ、なります」

「そう、じゃあやってみたら…」
K氏は、下を向いて考え込んだ、身体がどんどん」フリーズしていく様子、時々顔を上げるか、また下を向いてしまう。

「いつやるの?」「今やります!」そんな言葉が時折、交わされながら10分が経過。

「田中さんやります! 『春がき~た、春がき~た♪』」
一瞬、店内が静まり返り、お客さんが一斉にこちらを見たが、すぐに、何事もなかったように、それまでの喧騒にもどった。店員の一人が「他のお客様の迷惑になりますので、おやめ下さい」といって去っていった。

 K氏も、大変なことをやってのけた割には、何も変化した様子も見られなかった。

 ということは、何かとてつもなく大きな変化を起こしたようでいて、実はこれすら自分のパターンを抜け出していないということだ。

 私達は日ごろ人の手前、自分の感情を抑え我慢し続けていく、そうするとストレスがドンドン溜まっていき、「もうこれ以上我慢できない!」となると、「テメエ、いい加減にしろよ!」と感情を爆発させる。そうすると、関係性を破壊してしまう為、「しまった!またやってしまった!」と後悔し、また我慢しつづけることになる。そしてまた爆発し…。ということを延々と繰り返している。
これを、「ご機嫌取り⇒誘惑⇒隷属⇒復讐サイクル」とスリーインワンでは呼んでいる。

 ストレス下では、脳はサバイバル・モードに切り替わる。それは「戦うか/逃げるか」というモードであり、日頃逃げてばかりいる人は、「窮鼠猫を噛む」状態で戦いに転じることがある。しかし、それは日頃その人が演じている姿とはあまりにかけ離れている為、周りがびっくりしてしまうのだ。

 いずれにしても、コインの裏表であり、変化したことにはならいない。

 さて、「失敗したら、やり方変えて後9回!」
同じパターンで何度繰り返しても意味がないけれど、やり方変えて全部で10回やれば、統計上、必ず成功できるそうだ。
 WMでクリス岡崎氏に教わったパワーボキャブラリーをK氏に紹介し、こんな提案をした。

「今回は既に1回失敗できたんだから、後8回、思いっきり失敗してみたらどう? そうしたら9回目には必ず成功できる!
それで人生が変わるとしたら、やってみる価値はあるんじゃない!? しかも、残されている時間は15分間。たった15分間で人生がガラリと変わってしまうかもしれない!
 だとしたら、長い人生の中のたった15分間、全力を出し切ってやってみる価値はないかな?」

 K氏の目ツキが変わった。「田中さん、やってみます!」そういって、店を出て行った。

 残された、H氏と二人でワクワクしてK氏の帰りを待っていた。H氏は、同席しているだけで、体中に電気が走り、震えがきて、嬉しくて嬉しくて仕方なかったそうだ。

$田中信二の「人生を本気で変えたい方」の為のブログ


 15分が経って、K氏が目をキラキラさせて戻ってきた。明らかにオーラが違っていた。
 駅の構内で、大きなぬいぐるみにハグをしたり、大声で歌ったり、走り回ったり、いろいろなことをしているうちに、子供の頃のような、喜びが湧き上がってきたそうだ。
 また一人、スーパーサイヤジンが誕生した。


 興奮して話すK氏。そろそろ次のクライアントが来る頃だ。
K氏は最初、午後から仕事があるので、「セッションが終わったらすぐに帰らないといけない」と言っていた。ところが、
「田中さん、私も同席させてもらってもいいでしょうか?」
「次のクライアントの同意が得たれたらいいかもね、ただ会社はどうするの?」
「今、電話して、なんとか調整してきます!」といって、表に出て行った。

 店内を見回すと、キョロキョロしている女性がいた。
    
<つづく>

①熱い抱擁

名古屋駅に着くと、昨日の大阪のお茶会に出席したH氏がいきなり
ハグで熱烈歓迎してくれた。 

$田中信二の「人生を本気で変えたい方」の為のブログ

 彼は、なんと昨晩の新幹線の最終便で追っかけてきたのだ!
 
 その経緯はこうだ。

 昨日は、午後からワークショップを開催した。その内容は日記にUPした通りだ。http://mixi.jp/view_diary.pl?id=291039734&owner_id=5593049
お茶会の参加者は、午後のワークショップで既に意識変革を果たした人々がメインで、その中に、夜のお茶会から、突然入ってきたH氏は、はっきり言って浮いていた。
 公開個人セッションが希望だということなので、「どうなりたいのか?」ということを話してもらった。
 しかし、聴いていて、何が言いたいのかさっぱり分からない。
 どこかの本に書いてあることの受け売りが自分の考えだと思い込んでいて、あまりにも頭でっかちになっていて、本当の自分の気持ちとつながっていないのだ。


 既に午後のワークに参加していた人たちは、ついさっきまでの自分の姿を彼の中に見ることができたようだ。
 結局、「本当の自分が求めているのは何なのか…」にたどり着かないままにタイムアップとなってしまった。

 ここで、私は後の予定があったので、皆と別れたのだが、他のメンバーは彼と一緒に食事に行ったそうだ。
 その席で、一昨日に個人セッションで彼と全く同じ経験をしたN氏が懇切丁寧に自分の体験を語り、そこから抜け出したとき、どんなにリアリティのある素晴らしい世界が待っているのかを伝えたそうだ。

 彼は、「このまま家に帰っても、また元の日常生活に飲み込まれていくだけで何も変わらない。自分の人生を変えるには、名古屋に追いかけていくしかない!」と思い立ち、最終の新幹線に飛び乗ったというのだ。

 「名古屋に来ちゃったんです!
 田中さんは今どこに泊まってらっしゃるんですか? できたら一緒のホテルに泊まりたいと思って…!」


 夜遅く電話がかかってきたかと思うと、ハイテンションのH氏からの熱いメッセージであった。

 「ご、ごめんね。あの後もう一人予約をとってた人がいたので、実はまだ大阪にいるんだ。明日は名古屋で10時から個人セッションの予約が入っているから、その前に会うことにしよう」
ということで、私は予定を早めて、名古屋に向かった。
 
 彼はその晩、まるで小学生の頃の遠足の前日のような…、はたまた初めてのデートの前日の乙女のような興奮を覚え、眠れなかったそうだ。
 そして、名古屋駅の改札で1時間近く前から待ち続け、まるで長年別れていた恋人に再会した瞬間のような、熱い抱擁を男同士で交わすことになったのだ!

  さあ、これから彼の人生が大きく変わる物語がスタートすることになる…。           
                      <つづく>

セッション・レポート⑦ バーチャルからリアリティへ

●7番目は建設業に従事するN氏。

N氏は垂直な額で、前頭部が頭頂部よりも高い形をしていた。つまり、脳の思考領域の細胞が行動領域の細胞よりも多くある為、「行動することよりも考えることを好む人(アイデアの多様性タイプ)」であることを意味している。

$田中信二さんのブログ
$田中信二さんのブログ

 セッションを通して得たいものは何かを聞いたところ、
「一点の迷いもなく、やることが明確で、才能を最大限に発揮できる自分になること」ということだった。 

 ところが、いざカウンセリングをしていくと、案の定、のらりくらりと考え込むばかりで、一向に進展していかない。
「判りました、やってみます!」というように自ら切り替えて行動に移そうとするキッカケを作ろうと水を向けるのだが、その全てのチャンスを台無しにしながら、時間が過ぎていく。
 アイデアの多様性タイプがストレスに陥ると、考えても埒が開かないことを延々考えて、行動を先延ばしにしていくという悪癖を繰り返すのだ。


 とうとう、規定の90分を過ぎ、2時間を超えそうになったので、一端、打ち切る事にした。

 そして、「一点の迷いもなく、やることが明確で、才能を最大限に発揮できる自分になる」という当初の目標を取り下げるのか、それとも仕切りなおして、もう一度新たにセッションをするのかを決断してもらった。

 過去のパターンをはっきり認識して、完結させない限り、新しいスタートは切れない。この場合、はじめることよりも、ケジメをつけて終わらせることが大切だ。

 そこで、一端セッション料を支払ってもらい、新たにセッションをスタートするにあたり、外に出て、銀行に行ってセッション料を調達しにいく時間を与えた。

 銀行から帰ってきたN氏は、さっきまでのどんよりとした目が、少し光を取り戻した目に変わっていた。こうして、リフレッシュした状態で、改めてセッションがスタートできた。
 
 筋肉反射テストで、今のエネルギー状態を調べてみると、任脈が逆流していた。

 任脈とは、恥骨から始まって、顎にかけて、正中線を流れる上向きのエネルギーである。

 これは、「今ここで、新しい選択をするための、クリエイティブな思考を司る前脳」にエネルギーを供給している。これが逆流しているということは、今ここで考えることが出来ないため、左後脳(CIA)の独り言を延々繰り返すことになる。それは、全く結論の出ない堂々巡り状態だ。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=10685363&comm_id=1320062

 本来子供は、好奇心に満ち、何でも自分の手で触れ、舐め、味わい、全感覚器官を通じて体験していくものだ。従って、初期設定は必ず正常回路のはずだ。
 そこで、何歳から、何が原因で設定変更してしまったのかを、年齢遡行して調べることにした。

 筋肉反射テストをしながら、年齢を遡っていくと、3歳で反応した。そこで、何が起きたのかを特定してみた。
 それは、自分がとった行動が、たまたま母親の期待に沿ったものであったため、母親がとても喜んで褒めてくれたという、どこにでもある出来事だ。

 その注目が幼い自分にとっては、とても心地の良いものであったため、もっと褒めて欲しいと想い、行動する動機が「自分が何をしたいのか」から「母親が何を期待しているのか」ということに焦点が移ってしまった。それを自動反応させる為のプログラム変更が任脈の逆流だったのだ。
 これによって、前脳よりも、左後脳のCIAが優位に働くようになる。CIAは「0か100か]極端から極端に反応する。この為、期待に沿えて褒めてもらえそうならば俄然ヤル気が湧くが、母親の期待がエスカレートして、それ以上応えられそうもない時には、逆に失敗したり、反抗したりすることで、心配をかけたり、怒られたりしてでも注目を引こうとするようになるのだ。
 以来、延々バーチャルな自分ワールドの中の住人となり、リアルに人と関わる事を避け続けてきていたのだ。


 「自分が3歳以来繰り返してきた人生のパターンの全容。その根底に流れていたものが何であったのか」が明確になった今、もう一度、はっきりと選びなおす時が来た。
 「一点の迷いもなく、やることが明確で、才能を最大限に発揮できる自分になる」
 その為に、逆流させてきた任脈を、下から上に辿って、正常回路に戻していった。そして、額に手を当て、前脳を活性化した状態で、新しい選択をCIAにプログラムし直した。

 新しい自己イメージをinputしながら、10歳ごとにアンカリングし、過去・現在・未来のイメージとプログラムを全て書き換えてセッションが終わった。

 セッション前のあの淀んだ目が、キラキラと輝き、姿勢、歩き方、そして体から発するオーラが明らかに変わっていた。


 私は、セッションをしながら過去の自分自身のことを思い出していた。
 クライアントは鏡でもある。「自分が過去に何をしてきていたのか」「その時、相手はどんな思いで私に関わってくれていたのか」そんなことを、改めて見つめなおすことができ、統合していく機会となった。

セッション・レポート⑥ 受精13日目の原初の記憶

●6番目は、人材派遣業を起業しているDさん。

 最初は単に、「お金を稼ぎたい!」という所から起業したが、本田健さんや犬飼ターボさんの本を読んだり、セミナーに参加するうちに、「どんな想いでやるのか」ということが大切であることに気付きはじめる。そうしているうちに、出会う人の質が変わってきて、ますます想いが大切であることが解ってきたそうだ。

 本田健さんや犬飼ターボさん、本田晃一さんがスリーインワンを学んでいた話を聞いて、興味があってセッションを申し込んだとのこと。

 実は、私も犬飼ターボさんや本田晃一さんにスリーインワンを教えた人が、私のところでスリーインワンを学んだ人であったことを、先日のターボさんの出版記念セミナーで知ってビックリ。縁はどこでつながっているか判らないものだ。

 Dさんは、派遣スタッフに対して、スキルだけを上げる研修をするのではなく、「本当は自分は何に向いていて、どうしたいのか…」ということに気付かせ、人間性そのものを向上させるような教育をしていきたいとのこと。

 そこで、まずは「脳と心と体の関係」のレクチャーからはじめる。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=10685363&comm_id=1320062

 そして、現代社会の抱える問題が、「脳の誤まった使い方(サバイバル・モード)」ということに還元できることを左脳(理論)的に理解をしてもらった上で、全体脳を起動させていく為のセッションを始めた。

$田中信二さんのブログ

Dさんが望む状態を一言で表してもらったところ、
「私は、全てのものと繋がって調和しています!」という目標設定の宣言として集約された。

 そこで、それを妨げているエネルギーブロックを調べていくと、まずは「クロアカル・エネルギーの乱れ」というのが最優先の問題として特定された。

$田中信二さんのブログ
$田中信二さんのブログ
$田中信二さんのブログ
 
 受精卵は。最初は丸い座布団のような平面状だが、細胞分裂を繰り返し、受精2週間の頃になると両側が内側に曲がり込み、筒状になっていく。この状態をクロアカルと呼ぶ。そしてこの時から、上が口、下が肛門となり、それぞれの細胞の役割が分化し、成長し続けることになる。

 スリーインワンの研究では、私たちの内側に宿る分離感の元はここから始まったと言われている。この為、本来のONENESSの感覚を取り戻そうとする時、このクロアカルが始まる前の受胎約2週間の細胞レベルの原初の記憶にまで遡る事になる。

 今回も筋肉反射テストをしながら年齢遡行していくと、受胎13日目というところにまで導かれた。
 クロアカルエネルギーの乱れは、後頭骨と仙骨のエネルギーの同調不全を引き起こし、上半身と下半身のバランスが悪く、不安定な歩き方しか出来なくなっていく。
 そこで、これを調整するには、後頭骨と仙骨のポイントを指で同時にタッチして、エネルギーを繋いでいく。
 
 この修正を終わったところで、ネガティブ・エモーショナル・チャージ(NEC)を調べてみると100%あったものが、30%まで下がっていた。
 そこで、次の修正法を特定していくと、今度はユースターキー管(中耳と内耳を繋ぐ管)のエネルギー・ブロックの問題であった。
 このエネルギーの乱れがあると、外側の雑音や表層意識の雑念に気をとられ、本来の内側からの声が聴こえなくなってしまうのだ。
 修正が終わってチェックしてみるとNECは0%になっていた。

 内側の一体感のエネルギーを保持したまま、受精13日目から、誕生、小学校1年、中学校1年、高校1年、20歳、そして今現在まで、アンカリングしながら戻ってくる。そして、更に3ヵ月後、3年後、10年後までポジティブなエネルギーを注入しながら未来順行を行った。
 
 10年後のイメージは、自分自身の内側との穏やかな一体感を持ちながら、自分を取り巻く多くの人たちと本質的につながり、堂々と確信に満ちて、誰とでも毅然として意欲的に交流をしている素晴らしい自分の姿があった。

≪セッションレポート⑦≫に続く

セッション・レポート⑤ リ・プログラミング

5番目は保険の仕事をしている女性Oさん。

 テーマは、要するに「思ったことがストレートに言えない」ということを、とても回りくどく話してくれた。

 相手のことを先回りして考えすぎてしまい、遠回しにしか話しが出来ない。また、言ったあとに、「ちゃんと伝わったのだろうかと後からクヨクヨ考えてしまう」ということだった。

 そして、もう一つのテーマがご主人との関係でのこと。
 実は、夫婦で剣道をしていて、師匠でもあるご主人に稽古をつけてもらいるそうだ。
その際に、「何やってんだ、お前は!そうじゃないだろう!」と怒鳴られると、腹が立って仕方ない。しかし、我慢して飲み込むので、いつも何かくすぶった感じになっているとのこと。

 どうして、ストレートに言えないのか…
 それは「ストレートに言ってしまうと相手が傷つき、怒り出す」という信じ込みがあることが解ってきた。

 「ストレートに言う事で、かえって相手との調和が生まれる」ということは、想像つかないのだ。

 
 そこで、「私は、ストレートに自分の気持ちを伝えることで、自分自身とも、周囲の人とも調和しています」と目標設定の言葉を宣言してもらって、14の筋肉をテストすると、全て力が入らなかった。これは、許容量オーバーでブレーカーが跳んでしまっている状態だ。
 次に、「私は、自分の本当の気持ちを隠して、表面的な調和を取り繕っています」と宣言してもらって、14筋肉をテストすると、今度はどの筋肉もしっかり力が入った。

 つまり、彼女の生体コンピューターは、表面的な調和を保つようにはプログラムされていて、完璧に実行するのだが、ストレートに正直な気持ちを伝えて真の調和を得ようとすると容量オーバーでフリーズしてしまうと云うわけだ。

 そこで、タッチパネルを扱う要領で、身体に浮上したエネルギーの乱れを、それに対応した反射ポイントに指先で触れる事で調整していった。

$田中信二さんのブログ


 再び、目標の言葉を宣言して14筋をチェックすると、今度は、どの筋肉も全て強化されていった。
 こうして、生体コンピューターのバージョンアップが完了した。

 営業しているところをイメージをしてもらったところ、スト
レートに自分の気持ちを伝え、相手からのフィードバックにも耳を傾け、本音の意見を交換し合う事で、よりよい仕事ができているように変わっていた。

 次に、ご主人とのことをイメージしてもらったところ、師匠の厳しい指摘に対して、自分自身は「剣道が上達したい!」という本来の自分の目的と気持ちに立ち返ることで、真剣に受け止め、上達し、心から、「ありがとうございます!」言えている自分に書き換わっていた。

≪セッションレポート⑥≫に続く

セッション・レポート④ 右・左脳の統合

4番目は、フットケアーをしながら、アロマの勉強をしている女性Nさん。

 Nさんは、フットケアーの仕事をしていて疲れがたまり、ある時アロマで癒される体験をして以来、アロマに魅せられて勉強を始めたとのこと。

「フットケアーの仕事にもアロマを取り入れてみたい」とは思いつつも、使われている立場なので、そうもいかず、葛藤しているとのこと。

 彼女のテーマは、「いつも人目を気にしていること」「自分の意見が言えないこと」「アロマの学校と本業の両立が難しい」とのこと。

 カウンセリングを続けていくと、結局、いろいろなことを興味を持って学ぶのだが、どれも身にならず、「万年開店準備中」という状態だった。

 また、彼女の顔は右目と左目が明らかに大きさが違い、顔全体でもかなり左右差があった。これは、行動遺伝学(構造/機能)の観点からいうと、自分の内側で二人の自分が葛藤していることを顕している。
http://mixi.jp/view_event.pl?id=12906927&comm_id=1320062


 身体レベルのエネルギーバランスの乱れを筋肉反射テストでチェックしていくと、「右脳と左脳の統合不全を検査せよ!」というのが身体からのメッセージだった。

 この状態の検査の仕方は、横書きの本を左から右へ読んでもらいながら、筋肉テストをする。右・左脳の統合不全がある場合、筋肉テストをしながら文章を読んでもらうと、左右とも筋肉は強いのだが、中央に来ると、弱くなってしまうのだ。

 つまり、一行の中でも左3分の1は左目(右脳)、右3分の1は右目(左脳)で見ているので問題はないのだが、真ん中の3分の1は両目で見るため、右脳、左脳の両方で見ることになる。このとき、「右・左脳の統合不全」がある場合は脳にはっきりと信号が送られない為、記憶に残らないのだ。

$田中信二さんのブログ

 こういう人は、本を読んでいて、何度も同じ行を繰り返し読んでしまったり、いくら読んでも頭に入らず、すぐに眠くなってしまったり…ということが起こりがちである。

 さらに、「右・左脳の統合不全がある」ということは、左脳側で「自分のことに没頭しだす」と、全体のことが全く気付けなくなってしまい、その場の空気が読めずに不調和をもたらす事になる。この為、「これではいけない!」と右脳側に切り替わると、今度は「周りのことがやたら気になりだし」、自分がどう振舞ったらいいのかわからなくなってしまう。
 このように、極端から極端に走ってしまい、「全体の中で今自分がどう振舞うのが適切なのか」ということが考えられなくなってしまうのだ。

 彼女には、目の筋肉を使ったクロス・パターンというエクササイズを行った。「思ったことが行動に移せない」というケースには、これに加えて「身体のクロス・パターン」をすることで、右・左脳と筋肉の統合をするのも効果的である。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=10774465&comm_id=1320062

 この修正法をした上で、「ネガティブ・エモーショナル・チャージ=身体レベルに蓄積されている否定的な感情エネルギー」を調べると、まだ40%残っていた。そこで、これ以外にも「ショート・イヤー(耳のメンタルブロック)の解放」などを行い、0%まで落としていった。

 過去のイメージを書き換え、現在に戻り、3ヵ月後の未来のイメージでリハーサルすると、職場の仲間達とも仲良く、仕事と学校を両立させ、楽しんでいるイメージが湧いて来た。
 このイメージをアンカリングするのにベストなアロマエッセンスを筋肉反射テストで選び、それを嗅ぎながら、感覚動因を行い、さらに、左手をハートにそっと触れる事で身体動作でのアンカリングも同時に行う。

 セッション後の彼女の顔は、左右の均整がとれ、目つきや輝きが明らかに変化していた。

≪セッションレポート⑤≫に続く