「泣く子はいねがー!」
と、子供たちに恐れられているので有名な
男鹿半島の「なまはげ」ですが、
私、子供の頃から、
そういえば、なまはげを
怖いと思ったことがなかったな、と
思い出したのです。
母は秋田市出身なのですが、
私は小さい頃から、母に
「自分が小さい頃、
男鹿に生まれなくて
本当によかったって
なまはげの話を聞くたびに
思ってた」
と聞かされて育ちました。
だから、むしろ本当なら
なまはげをすごく怖いものだと
思って育ってもおかしくないと
思うのですが、
ニュースなどで
なまはげの映像を
見たり聞いたりしても、
私は、どういうわけだか、
なまはげを怖いと思ったことが
なかったのです。
それどころか、
もしなまはげさんが来たら、
ハグしよう、
って思ってました。
なぜだか、
なまはげさんが、
寂しそうに見えたんですよね。
実際、大人になってから
男鹿のなまはげ体験に
行った時に、
(まあ、からくりをしってるから
とはいえ)
あんまり怖いとは思わなくてね。
むしろ、あれ、これ
なまはげなのかなあ、
って逆に疑問に思ったくらいで。
なまはげは、神さまの使いということで、
大晦日当日は、
神社でご神事を行い、
神の使いとなって
各家庭をまわります。
玄関に入る時にも
どちらの足から何歩踏むとか、
家の中ではどのように振る舞うとか、
各家で出される酒や料理を少しだけ口にして
残りは神さまのおさがりとして
なまはげが去った後
その家の人たちが
無病息災を祈ってその残りの
酒や料理をいただくのだとか、
大人になってから
知ったわけですが、
そういえば私が子供の頃に感じていたなまはげは
まさに「神さまの使い」で。
なんというか・・・
神そのものに限りなく近いけれど
人間と神のはざまに住む存在、
神にも人間にもなりきれない孤独な存在、
みたいな感じがしていました。
うん、オチはないんですけど・・・
ふと、思い出したので。
