「君の願いごとはなあに?」
生まれて初めてたずねられ
びっくり仰天きらめいた
しあわせになりますように
お金持ちになりますように
好きな人と結ばれますように
元気で長生きできますように
数多の願いをかけられて
星は叶える側だった
まさかこんな日が来るなんて
夢にも思わなかったから
星はすぐに言えなくて
しばらく悩んで考えて
「願いを叶えてあげられる数を
ひとつでも増やして欲しいです」
そう、ぽつりとつぶやいた
星にかけられる願いごと
毎日毎日届くけど
なかなか全部に追いつかない
はじける笑顔が大好きで
喜ぶ声が嬉しくて
フル回転で頑張るけれど
待たせてばかりで悲しくて
涙が流れる日もあった
だから星は言ったんだ
「もしも願いが叶うなら
叶えられる夢の数
祈りに応えるスピードを
増やして早めて欲しいのです」
たずねた声は頷いて
星の仲間を生み出して
大きな光の波作り
今日から君たち星群は
天の河だと名をつけた
灯りを落として見てごらん
消えない希望がそこにある
星が願いを受けとめて
叶えるために願っているよ
星の願いが叶うたび
あなたの願いが叶うから
だからちょっと待っていて
もう少しだけ待っててね
手と手を取り合い生きられて
愛がまんべんなく巡り
争いごとがなくなるように
苦しむ子どもがなくなるように
生きとし生ける命のすべて
守られ大きくなれるよう
もうすぐ願いが叶うから
星を信じて待っていて
