造園の仕事に全力をかける日々に それはおきました。

 

三歳の娘の喘息がひどくなり夜中に緊急入院

 

そして娘はそのまま危篤になりました。

 

仕事を休み 集中治療室で娘の手を握り祈ることしかできませんでした。

 

今夜が山場かも・・先生は言いました。

 

その時は先生にも怒りをぶつけてしまいました。

 

 

頼むから起きてくれ

 

俺が代わりに死ぬから 生きてくれ

 

これから人生が始まるのに・・・

 

二日間食事も睡眠もとらず娘のそばから離れませんでした。

 

先生が言いました

 

(お父さんも倒れてしまうでしょう!一度帰りなさい)

 

でも もしその間に娘に何かあったら・・

 

1秒でもはなれたくはありませんでした。

 

頼むから奇跡が起きてくれ・・

 

ずっと祈りしかありませんでした・・・・

 

そして2日間 ずっと娘に付き添っていました。

 

ちいさな鼓動が動いていることだけが希望でした。

 

そして娘が好きな音楽を聞かせていると

 

娘の口がわずかに動いたのです

 

急いで先生を呼びました

 

手を握り 娘の耳元で声をかけていると

 

その小さな唇が 

 

ぱぱ

 

弱い力でそうつぶやいて かすかな笑みを

 

浮かべたのです

 

 

 

絶対に助かると信じていました

 

ほんとによかったと

 

一生分の涙を流したような時間でした・・・

 

 

 

 

 

25章に続く

 

 

タイガ物語1章~10章

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