今私が実家だと言っている場所は、母の実家だ。
私が小学生になるとき、この家に来た。

もう亡くなってしまったが、大好きなおばあちゃんが一人で住んでいた。

腎臓を悪くして、片道20kmの道程を透析に26年通っていたおばあちゃん。

母も、実家に帰って来てからは仕事を見つけて働いていた為、幼い私達兄弟の面倒を見てくれた。

思春期で、母親に話せない事も、おばあちゃんには話せたものだ。
嫌な顔一つせず、話を聞いてくれる優しいおばあちゃん。

このおばあちゃんがいなければ、私も今頃は道を外れていたかもしれない。
私の四半世紀生きてきたなかでも、一番影響を受けた人物だ。


人は人との出会いで変わる。
それが良い出会いであれば、きっと人から見ても輝いて見えるのだと思う。

幸いにも、私は良い出会いがたくさんあった。

だから自分は一つも不幸だなんて思わないし、平凡な良い家庭も持っている。

平凡である事。

それは何よりも素晴らしい事なんだと思う。

これからも日常を平々凡々と過ごして行きたいものである。