
帝王切開の世界的「まん延」に警鐘、WHO
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150412-00000023-jij_afp-int
先日のyahooニュースの記事です
さらに以前の記事に対する
コメント欄でも
WHOが10日に不必要な帝王切開が多すぎる!
と発表したという記事を読んだのですが、
不必要な帝王切開があるのですか??
というメッセージを頂きました
ちょっとその事について説明です
日本の帝王切開率は
2011年のデータで
19.2%
約5人に1人が
帝王切開により出産しています
あくまで体感的な話ですが
産院(一次施設)で
10%程度
総合病院や
周産期センター等では
20-30%程度が
帝王切開術での分娩だと思います
この数字が
高いのか?
低いのか?
この答えを出すのは
非常に難しいですよね??
何故なら
産院と周産期センターでは
年齢やもともと持っているリスク等
妊婦さんの背景が
全く異なりますし
そもそも
産院で異常を発見され
帝王切開が必要だと
周産期センターに搬送されるケースも
少なくないからです
つまり
帝王切開率だけを見て
横並べに優劣を評価する事は
出来ないのです
さて、
その点を理解した後に
世界の帝王切開率を
改めて見てみますと・・
アメリカ:30ー35%
ヨーロッパ諸国:20ー40%
韓国:40%
アフリカ:3.8%
中国:50%(以上?)
ブラジル:50%(最近急増中)
等々
正確な数字が
なかなか調べられなかったのですが
相当にばらつきがあるのは
確かみたいです
特に中国なんかは
まともな統計を見た事が無いのですが
(人数が多すぎて
数字が把握できてないのかな?)
地域によっては
帝王切開率が
80%以上!
なんて都市伝説の様な話もあります
以前の記事でも
読者さんが
書き込んでくれたコメントに
中国では
謝礼を払わないと
経膣分娩ができない
なんて話もありましたね・・
(どこの記事でしたっけ??)
その様な話を聞くと
そんなのおかしい!
間違っている!
と思いがちですが
その感覚は
あくまで私達日本人としての
感覚でしか無いのでは?
と思います
中国では、
かの有名な
一人っ子政策
のおかげで
何も異常が無い児を得たいという
パーフェクトベイビー願望
がますます強くなり
出生前診断が当たり前になり
彼らにとって
80%以上の帝王切開率は
もはや
当たり前の数字
なのかもしれないです
(中国から見たら
日本人は何故お金があるのに
帝王切開をしないんだ??
と不思議がるかもしれないですね・・)
地域
思想
金銭
医療事情
様々な要因で
帝王切開に対する考え方は
相違があるのは当たり前なのです
そもそも
様々な宗教の存在が
正当化されている
こんな世の中なので
(よくよく考えたら
異常な事ですよね?)
色々な考え方があってしかるべき
だと思います
結論として
80%を超える帝王切開率でも
それを選択する彼女達にとっては
必要な帝王切開なのでしょう
と思います・・
ただ、
ただね・・
今回のyahooニュースで
警鐘を鳴らされているのは
医学的に必要があるか?
についてです
(ここ大変重要)
思想云々では無く
医学的に適応がある症例に
帝王切開を行わないと
将来的に必要以上のリスクを負う妊婦さんが
激増してしまうのではないか?
という事です
WHOは
推奨される帝王切開率は
10-15%だ!
と言っております
私もこの数字は
何となく知っていたのですが
改めて調べてみると
Caesarean sections should only be performed when medically necessary
http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2015/caesarean-sections/en/
この推奨帝王切開率の数字は
なんと
1985年
に提唱したもの!
WHOさん・・
流石に古すぎやしないですか??
この数字を元に
日本の帝王切開率は高い!
不必要な帝王切開が増えている!
医者が怠慢なんだ!
医者が儲けたいからだ!
なんて主張をする人達が
一定確率でわいて出てくるのですが・・
早く新しい推奨を
算出し直して欲しい
(現在やってるみたいだけど)
さらに新しい推奨するなら
各国の平均分娩年齢とかで
もう少し細かく分けて
計算してほしい
と強く希望致します
ただ、
WHOの言う
10-15%が
非常に古い数字だと言う事を
差し引いても
50%超えの帝王切開率は
流石に医学的に
適応が無い帝王切開が
多いと言わざるを得ませんよねえ・・
ブラジルでは
スタイル維持や
性生活の変化を懸念して
帝王切開が選択されていたり
日常がとてつもなく忙しい
アメリカのセレブ達は
決まった日にお産がしたいから
帝王切開をしたり
中国では
占いによって
帝王切開がされたり
流石に
誰が聞いても
それは医学的適応が無いだろう
という様な理由で
帝王切開が選択されているケースが
世界中で多々あるのです
本来
医療従事者が
その様な帝王切開を
中立的な立場から
止めなくてはならないと思うのですが
先ほどの例に上げた国々では
医者も率先して
帝王切開を勧めている様な
現実があるので
WHOが改めて
警鐘を鳴らしたのだと思います
正直日本の常識からしたら
考えられませんが
今の産科医療の現状です
先ほどの
WHOの古い帝王切開推奨確率と
その他色々な国々の
医学的適応が無い帝王切開を
簡単に決めてしまう医師達のせいで
日本の産科医も
若干風評被害を受けている気がする
今日この頃です
ハイ
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