カフェで注文した食事と違うものが出てくる
大学1年の頃、友人と街のカフェでよく食事をしていた。僕はコーヒーは飲まないタイプで、カフェに行っても食事をするくらいであった。
ところが、しばしば注文した料理と違うものが出てくるのである。例えばナポリタンを注文したら、ビーフピラフが出てくるなどである。それもたまに間違うのではなく、4回に3回くらいは間違ったものが出て来ていた。
注意していると、よく間違う店員は決まっており、若い女性店員であった。当時、よほどぼんやりして仕事をしているのだろうと思った。注文した料理と異なるものが出て来た時、どのような対応をするのかは人によると思う。
最初の2回目か3回目までは、間違っていると指摘して注文通りのものを作ってもらっていた。しかし、このくらいペースで間違われ、その度に売り直してもらうと、逆にこちらがクレーマーと思われかねないので指摘し辛くなる。
そう言う心理になるのである。その理由は、そのカフェはよく利用していたので、今後行けなくなるのは自分自身にとって大損失だからである。そもそも、そのお店で食事を頼むのに、エビピラフであろうが、ナポリタンであろうが、カレーであろうが、自分にとって大差ない。
しかし、既に脳内がカレーモードになっている時に、ピラフを持って来られると、「あ〜😩」と言う気持ちになるだけである。それくらいの気持ちの損失しかない。
その後、何を頼もうが、運ばれて来た料理を食べることにした。これこそ、社会との折り合いをつけると言うか、ある種の日本的な社会性なんだと思う。
もし、好き嫌いがあり運ばれて来る料理を食べる気がしないのなら、最初から行かなければ良い。苦情を言うかどうかなど、自分がいかに振る舞うかは、中期的な損得の計算から来る判断である。
日本社会は、良い悪いではなく、周囲との軋轢なく円満に生活できることを重視した生き方の方がお得である。
社会経験が乏しいと、自分が正しいと思う直感的な判断をしやすく、それは正しいのは確かだが、社会から浮きやすく結局は生き辛くなることも多い。