日本語は主語がしばしば省略される | kyupinの日記 気が向けば更新

日本語は主語がしばしば省略される

日本語の日常会話では、自然に主語が省略されることが多い。それどころか、英語でいう人称代名詞も省略されやすいため、外国人はさぞかし日本語の勉強が難しいのではと思う。

精神科外来で特に家族歴の聴取の際に、阿吽の呼吸でわかるようなものがしばしば理解できない患者さんや家族に遭遇する。そのような人は何らかの広汎性発達障害の要素があるのではないかと思ったりする。

このタイプの人たちは、比喩なども理解できないことが多いため、説明に注意を要する。後で行った言わないなどのトラブルになりかねないから。

後ろで聴いていた外来婦長さんに、診察の直後、

(僕は)そんなに難しいことを言ってましたか?

と尋ねることがあるが、ほとんどの場合、そんな風ではなかったという返答なので、やはり本人の理解が悪かった可能性が高い。

そのように考えていくと、日本人に比べ、日本人的な配慮が難しい外国人は、意思疎通を円滑に行うために、日常会話にも、はっきり主語やその他、人称代名詞を入れざるを得ないのでは?と自然に思う。

日本語は、極めて古典的日本人仕様のもと発達してきているのである。

残念ながら、今の日本語はコミュニケーションが難しい日本人が増えてきているんだと思う。そうなった理由だが、衣食住などさまざまなものが西洋化したことなども、無関係ではないと思われる。

軽い広汎性発達障害ないし、そのスペクトラム上の人はむしろ海外の方が活躍しやすいのかもしれない。

参考
横文字文化とアスペルガー症候群
学習障害とトピナ