患者さん向けパンフレット「大人の発達障害ご存知ですか?」

今回はイーライリリー社による患者さん向けのパンフレットの最新版「大人の発達障害ご存知ですか?」。
今なら、精神科病院やクリニックで希望すれば貰えると思う。(2015年2月版なので)


イーライリリーはストラテラを発売しているが、これはADHDに限られているため、今まではADHDのパンフレットが多かった。今回は、広く、自閉性スペクトラムも紹介されている。

最初はADHDから。
ADHDの部分は前回のパンフレットと内容がかぶっている。


このページの後半では「ADHDの対応」が記載されている。(環境調整の例など)

自閉性スペクトラムについて。
一般的な内容なので、患者さんやその家族には有用ではないかと。
自閉性スペクトラムという用語が使われているのは、DSM5で、アスペルガー症候群などがこの自閉性スペクトラムにまとめられたことによる。

自閉性スペクトラムの対応についても触れられている。
イーライリリー社が、このパンフを発行したのは、DSM5では、ADHDと自閉性スペクトラムの合併が認められたことも大きいのではないかと思われる。
それまでも、臨床ではそのような考え方はされていたように思うが、診断学的にはそうではなかった。

一般の人たちには聞きなれない「限局性学習症」という言葉が出てくる。
このパンフの下の欄にあるが、DSM5では、これまで学習障害は「限局性学習症」と名称変更されたと記載されている。日本では、ICD10の方がDSMより遥かに優位なので、まだこの用語は一般的ではない。
精神科医が都道府県や市に提出する書類はICD10による診断コードを記載しなくてはならない。

患者さんやその家族は、いったいどこに相談したら良いのかわからないことが多い。このページでは、いかなる社会資源があるか記載されている。

それぞれの機関の特徴。

前回も出てきたテストなど。(チェックリスト)




ADHDサポートサイトなどの紹介。
参考
ADHDの正しい理解と対応のために(本人、家族向け冊子)