2012年12月、セロクエルのジェネリック発売 | kyupinの日記 気が向けば更新

2012年12月、セロクエルのジェネリック発売

2012年12月の14日か21日頃、セロクエルのジェネリックが発売になるようである。ジェネリックの一般名はクエチアピンなので、各社の名前もこの製品名で統一されると思われる。

あれ?
12月14日も21日も大安じゃない?と思う読者もいるかもしれない。

これは新薬とジェネリックの相違が大きい。新薬は1社または2社が同時に発売するのに対し、ジェネリックは10数社一斉に発売するため、大安などにこだわってはおれない。自由競争に突入しているのである。収載されれば、一刻も早く発売したい。

各社、どのような剤型にするのかは不明だが、一部の製薬会社で12.5mg錠が発売になりそうである。(ここも自由競争というか、差別化)

セロクエルの12.5mg錠は先発品では発売されていないが、今回、ジェネリックとして各社一斉に発売になる際に、12.5mg錠も新剤型として発売されるのは快挙である。

その理由は、セロクエルは統合失調症だけでなく、老人の興奮状態や、あるいは広汎性発達障害のように極めて薬に弱い人たちにも広く処方されるからである。

25mg錠を、半錠だけ処方することがあまりにも多いことを考慮すると、大変な利便性の向上である。

また、25mg(赤)、100mg(黄)、200mg(白)の色についても先発品と同様に着色し、間違わないようにしていると言う話も聞いた。(ただし全社がそうかは不明)。

セロクエルは、薬価が非常に高いこともあり、今回ジェネリック製品の導入により、処方コストが下がることも歓迎される。

セロクエルとリスパダールのジェネリックの相違だが、リスパダールは脂溶性が低い特性から、微妙な製法やコーティングの相違のため効き方が大幅に変わるらしく、ジェネリックは明らかに使いにくい。


実際、精神科病院でいったんジェネリックに変更した後、病状の悪化を来たす患者さんが多かったため、先発品に戻した病院もあったほどである。

それに比べ、セロクエルは元々、極めて錐体外路系の副作用が生じない薬なので、医師もジェネリックでも処方しやすいという心理にはなる。

このように無駄に高価な非定型抗精神病薬のジェネリックは大歓迎である。

参考
アリセプトのジェネリック
リピトールのジェネリック
リスパダールの脂溶性
リスパダールとジェネリック、雑感