北欧では施設入所の際に家具を持参する | kyupinの日記 気が向けば更新

北欧では施設入所の際に家具を持参する

北欧では、老人ホームに入所の際に家具を持って行くらしい。一般に、老人は環境が激変するとボケやすいことを考えると、認知症の予防的な方法だと思う。よく考えている。

老人が転倒で骨折し整形外科に入院して手術、その後リハビリをしているうちに次第に認知症が重くなっていくパターンは良くある。慣れない非日常な空間に長く置かれることが良くないのである。

また、リエゾンでは骨折で入院後にせん妄が生じ、その際の対応についてよく相談を受ける。

現在、日本では特別養護老人ホームや養護老人ホームが圧倒的に不足し、身動きがとれない状況にある。都市部では200人待ちとか嘘みたいな状況になっているのである。

元々、養護老人ホームは自立度が高い人たちが入所しているはずだが、骨折や脳梗塞などで介護度が上がっても、簡単に特別養護老人ホームに移動できない。だから、元はそうではなかったのだが、かなり介護度が高い人たちも養護老人ホームに入所している。

こういう状況をなんとか緩和するため民間のケアハウス、有料老人ホームなどが認可され建設されているが、結構、施設によりアメニティの良し悪しや利用料金の差もあるようである。

いずれにせよ、ハードの面で追いついていない状況なのである。

これはちょうど、医療観察法は施行されたものの、医療観察法病棟が全く不足し、大変なことになっているのと同じような事態である。