エビリファイ12mg錠 | kyupinの日記 気が向けば更新

エビリファイ12mg錠

先日、エビリファイの12mg錠が発売された。12mg錠が発売されたということは、けっこう高用量も使われているのでしょうなぁ・・。うちの病院では、統合失調症の場合、6mgくらい処方されて他の薬剤と併用と言うのが多い。だから6mg錠は導入を見送っていた。3mgを2錠出せば済むしあまり意味ないので。

現在、エビリファイを使っている人で最高量が18mgだ。この人は単剤になっている。また、けっこう重い患者さんで12mgと言う人が数名おり、ちょうど1錠で済む。そんなこともあり今回12mg錠を導入することにした。

メリットは2点。1つは、12mgの人が1錠、18mgの人も1.5錠で済むので心証が良い。またこの方が3mg錠をコロコロ処方するよりちょっとだけ安上がりだ。もう1つは、3mg、6mg錠が白色に比べ、12mg錠は黄色なので間違えにくいこと。色が違うと言うのが判りやすい。

今回12mg錠が発売されたのは良いけど、エビリファイを30mgとか出すのは意味あるのかね。僕は18mgを超えて処方することが最近はないので良くわからない。エビリファイはバインドが強いので、極端に言えば、トロペロン18mgの人に3mg処方してもエビリファイの治療効果または悪化が見える。

このような強力な薬物を大量に服用した場合、どういう風なメカニズムでより効果が上がるのかさっぱりわからない。なぜ、15mgより30mgが良いのか明快に説明できるのだろうか?

あとエビリファイを服用して合っている人でも2種類あり、すごく合っていて、非常に体も軽く何ミリでも無関係に服用できそうに見える人がいること。あと、合っているけどエビリファイがやや重荷になっている人。こういう人は最初は快活だけど、次第にニュートラルになり、時間が経つとややうつ気味になる。うつ状態とはちょっと違うのかもしれない。なんとなく不活発、元気がないと言った感じ。これはいつだったか書いたことがある。

前者の場合、その人の適切な用量がよくわからない点は確かにある。しかし、服用できるからたくさん処方というのもねぇ・・かつての精神科薬物療法の悪しきパターンじゃん。後者の場合、たくさん処方できそうにない。だから、僕の場合、30mgまでは処方しないのである。