『スタンバイ』の条件〜HSPさんが仕事において才能を発揮し活躍するために必要なこと | まだやりたいことがある!人へ。 判断力と生命力を支える神経系コンディションマネジメント

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東京藝大卒・元ソニーミュージックディレクターの皆川公美子が届ける、女性リーダーのための「神経系アップデート」。最先端の神経科学と愛着理論から、脳の過緊張(食いしばり)を解放し圧倒的な器を創ります。

HSP/HSC プロデューサー、国家資格キャリアコンサルタント皆川公美子です。

 

HSPさんが仕事をするとき

必要な内面的な(心の)条件について

今日は書かせていただこうと思います。

 

 

フリーランスや起業の方、

副業や独立を考えている方

そして会社などの組織に属して仕事をする人にむけての記事です。

 

 

HSPさんはこれまでに多く

転職を繰り返している人が多いです。

 

会社というもの自体にうまくなじめない、

通勤電車が大変すぎる、

人間関係に大きなストレスがある、

頼まれたらことわれなくて疲弊して疲れすぎてしまう、

上司との関係がうまくとれないことが多い、

中にはエアコンの温度があわないということで

(まわりの人にはとても言えないけれど)

会社でも席を選べないとやっていけない、という

ちょっと笑えないご相談もありました。

 

でもHSPさんはいくつかの条件をみたして

 

「スタンバイ」の状態になれれば

 

HSPとしての敏感さを才能として活かしていけると実感しています。

 

 

じゃあ、

スタンバイ、とはなんなのか。

 

それは心の状態が

仕事をするに適した状態まで整う、という意味です。

 

 

要点を5つにまとめてみました。

 

 

 

1.精度高いアンテナを自分に向けられる=自分のことをサーチできる。

 

2.自分を満たし、整えることができる。

 

3.仕事に対するモチベーションがはっきりしている。=精神的報酬

 

4.共感と境界線。

 

5コミュニケーションと自分時間。

 

 

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では1から解説していきます。

 

1.精度高いアンテナを自分に向けられる=自分をサーチできる。

 

 HSPさんが、ささいなことを察知する というのはアーロン博士が定義しているとおりです。

HSPさんはその強力なアンテナのような感知能力で、いつもまわりの状況

そのへやの状況を感知しています。

 

たとえば、小学校のころ「あの列だけプリントが一枚足りてない」ことに気づいていましたよね?

先生に気に入られている子、気に入られていない子がいるのも、気づいていましたね?
クーラーの部屋で寒そうにしている人がいると気がつきましたね?
居酒屋で「あ!お通しがずれていて、端っこのが一個たりてない」(笑)ことにも気づきましたよね?

道をわたるときに左折で止まっている車のドライバーがどこを見ているか気がつくことが多いですよね?

 

HSPはいつもその場の状況において
細かいこと、特に人が置かれている状況や

不快な思いをしている人がいないか

察知しています。

それは非HSPの100倍〜1000倍というたとえで

その感受能力を説明している心療内科の先生もいらっしゃいます。

 

 

 

要するにいつもその強力なアンテナが自分の外側の世界に向いています。

 

 

だから、自分が今どういう状態で

どういう感情でいるのか、

それに気がつきにくい状況に陥ることが多い。

 

自分の心のそこにある衝動を

知らないうちにとおりすぎて

そとばっかりサーチしている。

 

はい、自分置き去り作戦ですw

 

そうやっているつもりはないのに

結果的にそうなっていることが多いです。

 

 

 

お母さんの顔色、

先生のご機嫌、

そういうものにも気づいて

自分がどうしたいかより先に

おとなの機嫌や希望を優先していることが多かったかもしれません。

 

それをおとなになった今ですから

「徹底して自分にむける」というタイミングがきているかもしれません。

 

人生をどういきたいか、

何をしたいか、

そういうことは

自分の小さな衝動を押さえてくると

わからなくなってしまう。

自分のことなのにすくい上げることができなくなります。

 

丁寧に自分の心の状態をサーチする癖をつけましょう。

 

それはお風呂にはいったとき1分でも

歯を磨いているときの1分でも

習慣にすることこそが大事です。

 

参考記事

外に向けてるセンサーを自分に向けられるか否か、HSPの仕事の分かれ目

 

 

2.自分を満たし、整えることができる。

 

これはシンプルですが

HSPさんの人生にとってもっとも難しいことが含まれるかもしれません。

 

自分のことを思い切り愛せるか。

というのとイコールです。

 

HSPはかわっているので(人口の20%弱しかいないので)
お母さんは「もっと普通に育って欲しい」

「なんでこの子は人並みにできないの」と思ったかもしれません。

わたしもほんとうに自分の娘たちが敏感繊細で

「どうして公園にも入れないの」
「なんでこんなに食べられないの」とずっと悩んでいました。

「ほおっておけば子は育つ」って誰のこと!?と時にはキレていました。

 

「おばあちゃんに、難しい子だねえ」ってぼそりと言われた、

教室で何か言った時に「は???」とみんなの波が引いて言った、

そんなことも日常茶飯事だったかもしれません。

 

そういうわけで

 

いわゆるところの「自己肯定感」

みたいなものが

生育期のなかで構造的にできにくい、仕組みができあがっています。

 

人間はだれしも「変わっているもの・人」「自分とは違う人」に

恐怖感をもつように本能的にできているので

これは「少数派」としては仕方がないことなんです。

 

今はLTGBの方たちの認知度もあがり、普通だねという感覚で接することができますが

90年代にはまだ「ものすごい逸脱している」と思っていた人も多かったように思います。

 

わたしたちは「心から安心して」「世界から支えられている感」を

持ちにくいという歴史がありました。

 

でもこれを人生のなかのどこかでひっくりかえし

 

「わたしってなんて得難い、チャーミングなわたしなの💖」というところへ

いけるといいですね。ええ、行きましょう。

黙ってじっとしていてもいけません。


疎外感の「誤解を解いていく」動きが必要です。

 

 

3.仕事に対するモチベーションがはっきりしている。=精神的報酬

 

これは一言で言うと

「自分の好き、やりたいことを知るです。

 

HSPさんは、「意義のあること」「自分にとって意味のあること」が

とても大事なんだなと

たくさんのHSPさんにお会いして実感します。

 

逆にいうと
いくらお金がもうかっても
「意味が見出せないこと」はやりたくないです。

 

もちろん人生のなかでは「今ぜったいにお金が必要!」というときもありますので

短期的にそういうモチベーションで働くことはありうるでしょう。

けれども長期的にそれが続くと

生きるエネルギーをどんどん失って

人生自体が失速していきます。

 

現在においてHSCで不登校の子供達の多くが、この、

「なんなんだよ、意味ないところに居させんなよ!」という強い怒りを持っている子が

多くて、

たとえば「習ってない漢字を使うと減点」とか

「ただ、書き移せ」とか

「間違えたところも全部やりなおせ」とか

ちょっと考えれば不合理、というところに命がけで抵抗する子もいます。

 

自分が心からやりたいことを、知る。

人生のキャリアにとってとても大切なことです。

社会の要請やニーズや「適性」ばかりに寄っていると

身体を壊すことにつながります。

 

 

それは本来子供の頃に発見すべきもので、

教育のなかで自分の好きや興味の方向を見つけることが望ましい。

教育視察プログラムを開催しましたデンマークなどでは

その「子どもの好きを掘り下げる」ことに

国家が本気で取り組んでいます。

日本では個人のやりたいことよりも

その集団、やるべきこと のほうにフォーカスがあたることが

多いシステムですので

おとなになってから「え?自分ほんとうにこれやりたかった?」となることが

多いですね。
もちろんやりたいことだけではなく、そこに適性を組み合わせていくことが大事です。

 

やりたい仕事

満足感のある仕事

ここにいきつくことが

HSPさんにとっての精神的報酬。

 

 

そのタイミングのマネージメントをどうするか、ということですが

 

「いつになってやりなおしてもいいじゃん!」と思います。

 

かくいうわたしも40代で仕事構築をやりなおしました。^ ^

 

 

 

4.共感と境界線。

 

HSPさんの特徴のひとつに

 

感情反応が高く、共感力が高い というのがあります。

 

 

 

アーロン博士がはじめて4つの条件を発表した本。

P425〜432

 

 

HSPさんは人がどう言う気持ちでいるのか、すぐ察知します。

 

「行きたいって言って笑っているけど、実は帰りたいんでしょ?」という

人の心のうらはらが読めることがよくありましたよね?
 
それはもちろん聞いてみないと確認がとれないことがらですけれども

当たっていることも多かったことでしょう。

 

人の気持ちを察知しようと思わなくても

人の気持ちが入ってくる

そんな体感でいる方もいらっしゃるかもしれません。

 

だから

自分の気持ちと相手の気持ちに境界線を引くことがむずかしいです。

 

境界線・・・自分は自分。相手は相手。自分のことは自分で決める。相手のものは相手のもの。

自我はどこまでで、他人はどこまでかという線引きの感覚。

 

言われるまえにやってあげる、

あ、ここが足りないのね、と手伝う、手を出す

自分がこの週末は休みたいのに気がついたらシフトに入っている、

そういうことを

境界線が引けていない、と言います。

 

もちろん相手が喜んでくれる顔を見るのは

誰にとっても幸せなことです。

「ありがとう!」と言われたら「またがんばろう!」と思う気持ちにもなります。

 

けれども

それは「自分がほんとうにやりたいこと」と

「自分を大切にしてあげる」というモノゴトの

バランスはとれているのか、ということも

また大きな人生課題です。

 

この境界線の感覚はとてもとても大事なことで

このバランスを自分で掴んでいく技術を身につけないと

HSPさんは刺激過多になってどこかで

倒れてしまいます。

 

これが、仕事ができる=自分を幸せに維持するカギとして

とっても大切なことのひとつです。

 

 

5コミュニケーションと自分時間。

 

優れた仕事をしていく人が

おしなべて高度な社会スキル、コミュニケーション術を持っているということは

誰もが認めることでしょう。

 

内向型HSPさんは、

恥ずかしがり屋で

うちにこもったり

研究にひとりで没頭したりすることが多いですが、

 

外交的HSPさん(HSP*HSS)は、

外から見て敏感さんとはわかないくらい社交的に見える人も多いです。

 

 

けれども外交的に見えても

彼らも敏感性を持つHSPなので

刺激に対して息切れすることがあります。

 

そう、エネルギーを回復するのに

ある一定の時間がかかるのです。

 

自然のなかに身をおいたり、

ゆっくりお風呂に入ったり、

ほんの少数の中のいい友達と過ごしたり、

静かな読書時間を持ったり、

編み物をしたり

料理をしておいしいワインとともにゆっくり時間をすごしたり・・・

 

そういうことです。

 

上記のことは「余暇」「身体を休める時間」として普通は認識されていることですが

「これこそがHSPさんにとっての有意義な遊びの時間」

です。

 

 

自分にとっての生活のバランスをとる

社会性の時間と

内的時間のバランスをとる

そのバランスが「自分の場合はどうなのか」を知っているということが

仕事のできるHSPさんの条件であります。

 

 

今日はHSPさんが仕事で成果をあげたり

自分の才能を活かしていく、ことへの条件

 

「スタンバイ」の状態 

 

についてお伝えをしました。

 

読んでくださってありがとうございます。