二ノ平温泉は以前「亀の湯」に入ったが、今回はその真向いにある宿へ立ち寄ることにした。

緑色の生垣も美しい「翠の宿」である。
宿の前にはバス停のような看板があった。

積極的に立寄り湯も受け付けているようだ。
ちなみに食事付き5,150円は、1食=朝食付きの料金である。
二ノ平温泉 「翠の宿」

立寄り入浴料は上の看板にあったように、550円。
箱根ではこれまた良心的な料金だ。
営業中の文字を見て案内を乞うが、一向に反応がない。
女将さんは相当に高齢な方で耳も遠いと聞いていたので根気よく呼び出す。
やがて接触に成功

写真ではわかりづらいが、カーペットも緑色である。
さすが「みどりの宿」である。
宿は傾斜地に建っているため、浴室は階下にある。
階下の浴室はそれだけでニンマリしてしまう
男女別に内湯が1つずつ。
男湯を独り占めにて使用させていただく。
浴室はかなりコンパクト。

脱衣所もうまく撮影できないほどに小さい。
2人同時に脱ぎ着するのは大変かもしれない。
そして浴場も、ほぼ一人サイズ。

シンプルな浴槽は一人がゆったり足を伸ばして入る造りと解釈してよいだろう。

2人分の椅子と桶はあるが、カラン&シャワーは1組。
広い浴場もよいが、狭い浴場も好きなぼくとしては、何の問題もない。
美しく澄んだ無色透明の湯。
だが浴場に入った際は、溜め湯状態だった。
とは言ってもしばらく誰も入ってなかったのか、汚れなどは見受けられない。
もちろんセルフで源泉をジャンジャン投入させていただく。

湯口部分には蛇口が3つある。
使用するのは奥の温泉の蛇口のみなことは、言うまでもない
こちらの源泉=二ノ平温泉は、二の平温泉共有有限会社から供給されており、「亀の湯」と同じ源泉となる。
源泉温度64.2度、pH8.5のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩温泉。
ただし成分総計は1.003g/kgと、もう少しでアル単になるところだ…もちろんそれでも全然構わないが。
源泉自体は高温だが、溜め湯でやや冷めていたのと、供給時に若干温度も下がるのでえあろう、源泉だけの投入でちょうどよかった。

完全かけ流しであり、オーバーフローは基本的に浴槽にあるこの穴から排湯される。
さて、もう一度浴槽全体写真。

新鮮な源泉投入で湯がさらにシャキッとしてきたところで、入浴~

僅かに芒硝臭っぽい香りを感じる。
淡い塩味と、仄かなダシ味があった。

細かな湯の花を少し観察。
そして、膜を張るようなしっかりとしたスベスベ感がある
注目の数値としては、炭酸イオンが24mg、メタケイ酸が218.mgと、総計の割にはなかなかの数値で美肌系に寄与している。
よい湯を新鮮なままよい湯使いにてじっくり楽しめる、秀逸な浴場だ。
帰り際、部屋を覗かせてもらった。

お茶やお菓子をいただくこともできるようだが、次に向かわせてもらうことにする。
女将さんもご主人もかなりごご高齢のようで、何とかまだ頑張っていただきたい。
近くを通る際は、またお邪魔したいものだ。
二ノ平温泉 「翠の宿」
神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1077
0460-82-2715
立寄り入浴料 550円
<源泉:二ノ平温泉>
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩温泉(アルカリ性・低張性・高温泉)
64.2℃
pH8.5
成分総計1.003g/kg
無色透明
微芒硝臭あり
淡塩味、微ダシ味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
完全かけ流し(セルフ)
2015年7月入湯
ここからはオマケ。
宿とは関係ありませぬ。
「翠の宿」の裏を少しいったところに、新しい足湯を発見。

ただし有料で200円。
源泉は「翠の宿」と同じ、二ノ平温泉。
そう、すなわち二の平温泉供給有限会社が直営しているのである。
近くにはこんな小さな浴槽があり、思わずチェック

犬湯でありました

…源泉が違ったらお金を払う犬になるところでした…なんてね




