フレイヤのカケラを持った少年の魂はすでに生まれ変わり、転生をしている可能性が高い。
そう悟ったライヌはカケラの反応を頼りに緑の星中の魂を探して回った。
程なくして、とある3歳の女の子の中に眠る少年の魂を発見する。
「あった!!!ついにあった!!!でも、どうしたらいいだろう…」
ライヌは目の前にあるフレイヤのカケラを刺激して呼び起こしたい気持ちと、無理に刺激を入れてしまってはまたカケラが飛び散ってしまうかもしれない不安が入交り慌てふためいていた。
その時ちょうどに
「見つかったって本当ですか!?」
というフェインの叫び声と共に、龍達が到着した。
ライヌは事の成り行きと、今フレイヤのカケラが置かれている状態を皆に説明し作戦会議を始めた。
「暖かい感情で包み込んで少年の魂を呼び覚ましましょうよ!!」
「そのまま、暖かい光の状態で女の子の能力を目覚めさせたら」
と様々な意見が飛び交う中、ライヌは慌てふためき混乱が隠せぬ状態であったため誰の言葉も耳に入っていなかった。
するとライヌの横からひょこっと一匹の龍が顔を出した。
誰も、見たことのない龍だ。
しかし、おかしなことに誰一人としてその見知らぬ龍に何も違和感を感じていない。
あたかも元から仲間であったかのようにその龍の事を見ている。
ライヌですら、何の疑いもなく仲間として認識しているのだ。
この謎の龍、何を隠そう、以前ライヌのもとに現れフレイヤが消えてしまった本当の理由をしれっと伝えにきた異次元の神様であるルナであった。
ライヌ達が存在する次元のはるかに高い次元から舞い降りたルナは、自らの正体を彼等に気づかれぬように認識を操作することなどお手の物なのだ。
はるかに高い次元から、今回もわざわざ降りてきたルナ。
自らの正体を隠して近づくことで、またライヌに助言をしにやって来たのであった。
ルナはしれっとしながら、口を開いた。
つづく
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