この、物語を書くきっかけになった
「こっちが心配してやってんのに無視して行きやがって。なあ、あんな分からず屋、邪魔でもして止めない限り、止まらいと思うぜ!そう思うだろ?」
ゲイルはその場に残った神様達に向かって賛同を求めた。
その声に真っ先に反応したのは、あのジルドだ。
他の皆はフレイヤが居なくなった原因の奥にジルドの思惑があったことは知らなかった。
それを知っているのは、異次元から来たルナに真相を聞いたセナスとライヌ以外に、あくまで中立の立場を取る創造主と、ジルドの魂の一派、ジルドを慕うデグスという神のみであった。
ライヌとセナスはすでにフレイヤを探しに出ている。
ジルドはこの好機とゲイルのモヤモヤとする感情の動きを見逃さなかった。
「そうだそうだ、こっちの気も知らないであいつは出ていったんだ。邪魔をして諦めさせてやろうぜ。なぁ、デグスもそう思うだろ??」
「あぁ、ジルドが言うんだから間違いないよ。ほら、俺達でやろうよ。それが親切ってもんだろ?」
ゲイルは、二人の賛同の声に勢いを増しさらに続けた
「先に行った奴らと合流して協力をする振りをするんだ、そして隙を見て邪魔をする。そしたら、あいつもいい加減に諦めるだろ?俺達がこんなに探しても見つからなかったんだからな。これが本当の協力ってもんだよな?そう思わないか?」
そうだ!邪魔をしてでも止めてやろう!と、皆口々に叫びだす。
ゲイルの言葉にその場にいた神達のボルテージは一気に高まり、
邪魔をしてでも止めることが正しさであるという正義が、この場に確立されたのだ。
ジルドは、にんまりとしていた。
さて、この先ライヌはどんな目に合うのだろうか?フレイヤのあの透き通った魂はいったい何色に染まりあがるのか?
考えるだけで、彼のねじ曲がった心が満たされていくようだった。
ゲイルは、隣にいたズィラという神様と計画を練り始めた。
ズィラは、ゲイルのやる事ならなんでも賛同する神様でいつも二人はつるんでいた。
もちろん今回も、率先して計画を手伝っているわけだ。
かくして、ゲイル、ズィラ、ジルド、デグスの4名の神とその一派は邪魔をしてでも止めることが正しさだという正義の本に結束を固めたのだった。
一方、フレイヤを探しに飛び出したライヌは広い宇宙空間の中で立ち止まり
一番効率よく、より早く探し出すにはどうすればいいかを計算していた。
すると、後ろの方から
「待ってくださーい!!置いていかないでくださーい!!」
と、叫ぶ声が近づいてくる。
声の主は、龍のフェインだった。
つづく
お話会の開催のお知らせです♪
日時:9月17日(日曜日) 13:00~16:00
場所:東京駅八重洲北口より徒歩2分
(お申込みいただいた方に詳細をご連絡いたします)
定員:9名(先着順)
参加費:12,000円(当日、現金支払いにて)
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