この、物語を書くきっかけになった
「だったら、ちょっとだけ邪魔してやったらいいよ。あいつら今度、あの水の星へ降り立つらしい。そのタイミングでちょっとだけ時間をずらしてやったらいいのさ。なぁに、今までお前はさんざん我慢してんだから、ちょっとくらい邪魔したってどうってことないだろ??なぁ??」
ジルドからそう言われ、それじゃちょっとやってやろうかと決めた自分を思い出したときに、
「セナス!そう、その通り!」
と、ルナがセナスに向かって指をさし、
事の真相を話し始めた。
「セナスは、あなたに断られいつものように落ち込んで居ました。そこに、ジルドがやって来てあなたとフレイヤの邪魔をするようにけし掛けたのです。
セナスの気持ちを利用してね。そして、わざわざそんな事をするのには理由があった。
ジルドは、フレイヤの魂が汚れていく様子を見たかったのです。あんなに透き通っていて一点の曇りもない魂が汚れていったら、いったい何色になるかを。」
「じゃあ、そのために…。フレイヤを追い込んで感情を破綻させて魂を暗闇の中に落とし込むために、こんな手の込んだことをしたのか…。」
ライヌは、ジルドへの怒りの水面下で、フレイヤの置かれている状態の深刻さを感じ取り今すべきことを判断しようとしていた。
バラバラのままの魂のカケラが暗闇の世界に落ちていたとしたら、魂が染まるどころか消滅してしまうのではないか…。
皆が探しに出ているのにも関わらず見つけられていないという事は、その世界に落ちた可能性も高い…。
もしくは、誰もいけないような別次元に飛んでしまったか…。
ジルドを今すぐ、打ちのめしたい!!
だがしかし、そんな事よりもフレイヤが居なくなってしまっては意味がない。
まずは、探しに行こう!!ライヌの中で瞬時に決断が下りた。
「ルナ、ありがとう。俺は今からフレイヤを探しに行ってくる!!」
その言葉を聞き、セナスが慌てて止めに入った。
「ちょっと待って!!もしかして暗闇の世界へ入るつもり!?あんな場所に入ったら例え君だとしてもタダじゃすまないよ!!君まで戻れなくなったらどうするの!?」
いつの間にか周りで見いた他の神様達も、一斉に止めに入った。
しかし、誰が何を言おうと耳を傾けようとしない。
「ルナも何とか言ってよ!!!」
セナスが説得に協力してもらおうとルナの方に振り向いたが、いつの間にか彼の姿は消えていた。
いったい彼は何者だったのだろうか…。
でも、それを追求するよりも今はライヌを止めることが先決だ。
こうと決めたら、たとえ自分の身に何が起きようとやり通そうとするに違いない。
それでは、魂がいくつあっても足りやしない(命がいくつあっても足りない)
セナスも周囲の神様達も、そんな彼の姿を危なっかしくてとても見てはいられなかった。
とにかく、止める手立てをとらなければ今にも飛び出して行ってしまう。
神様達は、上で見ていた創造主に向かって何とか説得をしてはくれないかと頼み込むのであった。
だがしかし…
お話会のお知らせです
日時:9月17日(日曜日) 13:00~16:00
場所:山手線沿線
(お申込みいただいた方に詳細をご連絡いたします)
定員:9名(先着順)
参加費:12,000円(当日、現金支払いにて)

