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この、物語を書くきっかけになった
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ライヌはセナスを見つけるや否や、今にも飛び掛かりそうな勢いで叫んだ。
「なぜだ⁉なぜ、そんな事をしたんだ⁉何の恨みがあるんだ⁉お前は、何がしたいんだ⁉」
セナスは、おどおどしながら反論した。
「ぼ、僕だって、こんな事になるなんて思ってなかったんだよ!!そんなつもりは無かったの!!だって…だって…まさか僕のせいでフレイヤが消えるなんて…。」
ライヌは続けた、
「そんなつもりは無かったって?じゃあ、どんなつもりなんだよ⁉言ってみろ!!」
「だって!!ただ、ちょっと邪魔をしたかっただけなんだもん!!それ以外の理由なんて無いんだもん!!」
その時だった、背後から突然、
「ちょっと、ちょっと。」
と声をかけながら、ライヌの肩を叩く者が居た。
いきなりの事にハッと驚き振り返えるとそこには、
青く優しく光る体に長い髪をなびかせ不思議な雰囲気の漂う神様が笑顔で立っていたのだ。
「やあ、ごきげんよう。」
彼はライヌに向かいひょうひょうと挨拶をした。
しかし、ライヌはこの神様に会ったことはなかった。
どこか懐かしい感じがするも、その時の記憶にはいない神様だったのだ。
あまりのひょうひょうとした笑顔に意表を突かれて怒りの腰を折られたのか、ライヌは少し落ち着きを取り戻し彼に尋ねた。
「あの、見るからに只者ではない神様だという事はわかるのですが、あなたは何者ですか?」
彼はにこやかに答えた。
「この次元のずーっと上にある世界からやってきました。名前をルナと申します。」
ルナが纏っているエネルギーや佇まいから、その言葉にはまったくウソがないと感じとったライヌは、いったい何をしに来たのか?と尋ねた。
「いい質問です。私は、ライヌ、あなたにあることをお知らせに来ました。今回、フレイヤが消えてしまった出来事の原因の元にある真相です。」
ライヌは思わず叫んだ。
「真相も何も、セナスが俺の時間をずらしたのがきっかけだろ?他に何があるっていうんだ?」
ルナは静かに諭すように言った。
「いいですか、真相の前にまずこれだけは知っておいてください。セナスは本当に出来心だったのです。
その結果起きてしまったことはとても大変なことかもしれません。
しかし、セナスにはそこまでの悪意はありませんでした。
セナスは、あなたとフレイヤが羨ましかっただけなのです。
いつもいつも、あなたと一緒に居れるフレイヤがね。
ライヌ、あなたは、気づいていないかもしれませんが、彼はいつも一緒に居たいが一心で、いつもいつもあなたの元へ訪れていたのです。
懸命にあなたに一緒に仕事をしようと申し入れた。
それだけ、あなたを想っているのです。
それを、あなたは軽くあしらうばかりで気づいてやりもしない。
ちょっと、鈍感にも程があるのではないですか???」
セナスは驚き、うろたえた。
「えっ!?ちょっ、ちょっと!!なんで、そんなことまで知っているの!?僕は、そんなこと誰にも話したことないのに…。それに、どうして僕たちの名前まで知っているの??会うの初めてだよね??」
ルナは笑いながら答えた。
つづく
お話会のお知らせです
日時:9月17日(日曜日) 13:00~16:00
場所:山手線沿線
(お申込みいただいた方に詳細をご連絡いたします)
定員:9名(先着順)
参加費:12,000円(当日、現金支払いにて)

