皆様へ
息子の未解決事件を
知ってくださって
ありがとうございます。
《東京新聞》
ネットと中傷「被害者バッシング」②
「悔し涙に濡れてくださいw」 息子を失った母親を苦しめる言葉のやいば 時効まで「負けてたまるか」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/424692
読んで頂けましたら幸いです🙇♀️
◆ネットと中傷「被害者バッシング」②(全3回)
「被害者バッシング」。大きな痛みを抱える人を、さらに傷つけようとする人たちがいる。
小学4年生だった小関孝徳さん=当時(10)=が2009年9月30日に、埼玉県熊谷市の市道で車にひき逃げされ、亡くなった。犯人は捕まっていない。
母のよりこさんが、犯人逮捕に向けた活動を始めると、誹謗(ひぼう)中傷を受けるようになった。(吉田通夫)
◆見てしまったネット掲示板
事件から少したったある日。
代里子さんが、犯人につながる情報がないかとのぞいてしまったインターネット掲示板「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」。そこに並んだひどい言葉の数々は、今も忘れられない。
「母親が犯人だ。お金に困って、保険金目当てでやった」
「(孝徳さんは)小学生なのに女たらしだった」
代里子さんだけでなく、亡くなった孝徳さんをもおとしめていた。
警察からは気にしないよう助言されたが、傷つかないはずがない。
代里子さんは、今も言葉に詰まる。
「最初に受けた中傷がそれだったので、もう、何て言うか…」
◆心ない言葉
代里子さんは2019年、事件についての情報提供を呼び掛けるため、ブログとSNSを本格的に始めた。
当時のひき逃げ事件の捜査容疑だった自動車運転過失致死罪の公訴時効(10年)が間近に迫り、何とか手掛かりがほしかった。
すると、情報提供や励ましのコメントに交じって、中傷や嫌がらせの言葉が舞い込むようになった。
「母親さん、悔し涙に濡れてくださいなw」
「旦那も死に、愚息も死に、大丈夫ですか?」
「犯人はおめでとうって言いたい」
代里子さんは、こうした「雑音」には耳を貸すまいと心がけてきた。ひき逃げ犯の逮捕に向けた活動に集中するためだ。
それでも、「100件なんかじゃきかない。感覚がまひするぐらい」の中傷や嫌がらせを目にすれば、落ち込むし、気もそがれる。
「捕まえてみろ~。ば~か」
犯人を装ったメールを送り付けられたこともある。送った北陸の男性=当時30代=は軽犯罪法違反罪で書類送検されたものの、反省の意を示して不起訴になった。男性は「軽はずみだった」などと話したという。
被害者や被災者、その遺族らが中傷被害に遭うケースは後を絶たず、「被害者非難」「被害者バッシング」という言葉も知られるようになった。
池袋乗用車暴走事故で妻子を亡くした遺族の松永拓也さん(38)への中傷は、本紙も詳しく紹介した。事故で子どもを亡くした母親や、能登地震の被災者が中傷される例もある。
なぜ、大きな痛みを抱える人たちを、さらに傷つけようとする人がいるのだろうか。
そう問うと、代里子さんは、知人女性たちとの会話を紹介してくれた。
◆「寒けがする」
知人は、代里子さんが孝徳さんを事件で失ったことを知ると、「寒けがする」と話を遮った。そして、犯人を捜し続ける代里子さんに、こう言ったという
「いつまでやっているの? 後ろばかり振り向かずに、もっと楽しいことをやりなさいよ」
「前を向け」という励ましの言葉だったのかもしれない。
しかし、わが子を死なせた犯人を見つけるのは当然だと思う代里子さんは、違和感を抱いた。
「自分たちには、私のような災難が降りかからないという前提で話していたように感じました」
自分の大切な家族が、理不尽な事件や事故で奪われたら…。その可能性は、だれにとってもゼロではない。
代里子さんのケースでは犯人も捕まっていない。その時に、事件を忘れて「楽しいこと」をできるだろうか。
明確に被害者や遺族に中傷や嫌がらせの言葉を浴びせる人たちにも、程度の差はあれど、同じことが言えるのではないだろうか。
◆また命日がやってくる
代里子さんは、今も心ない言葉のやいばを突きつけられることがある。
ただ、ネットでの情報収集や発信をやめるつもりはない。勇気をくれる読者やフォロワーとのつながりもできたからだ。
成長した孝徳さんの姿を想像してイラストにしてくれたブログの読者。東京都内から事故現場に何度も足を運んで花や菓子を供え、孝徳さんに向けてドラゴンボールなどのフィギュアを送ってくれるTwitter(現X)のフォロワー…。
代里子さんの気持ちや境遇を想像できない人たちとは対照的に、「自分のことのように考えて応援してくれる人もいるので、頑張って活動を続けられています」
そして何よりも、犯人逮捕に向けて、どんなことでもいいから手掛かりがほしい。時効撤廃に向けて支援も呼びかけたい。
もうすぐ、事件発生と孝徳さんの命日である9月30日がやってくる。そうなる
と、今の捜査容疑である危険運転致死罪の公訴時効(20年)まで4年となる。
残された時間は少ない。
だから「誹謗中傷なんかに負けていられるか、という気持ちです」
【関連記事】(続き)「被害者バッシング」に走ってしまう人々…心理の「闇」との付き合い方は 災難に2回遭った社会心理学者が解説
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熊谷市小4男児死亡ひ逃げ事件
《事故当時の状況》
情報提供先
情報提供先 小関代里子
メール k.takanori0930●gmail.com
(●を@アットマークに変えてください)
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