「結婚できない男」も「まだ結婚できない男」も、桑野さんが大好きすぎて、セリフをすべて覚えてしまいそうな勢いで繰り返し見ています。(アスペあるある)
特に、「まだ結婚できない男」の第一話、桑野さんの「未来の建築を考えるシンポジウム」での講演内容が素晴らしすぎるので、文字起こししてみました。
未来なんて、誰にも分かりませんよね。
分からないから不安なんで、だからつい、いろいろ考えたりするわけで。
しかも人生は、ままならないことが色々です。
結婚してもうまくいかず、離婚するとか。
仕事に必死になるうちに結婚しないままになるとか。
かと言って、仕事が絶好調かというと、そうでもなさそうで。
苦労は多いし、ミスはするし、さして将来の展望があるわけでもないとか。
かく言う私は独身ですが、仕事は絶好調ですよ。(笑)
しかもこれからは、寿命が延びて人生百年の時代が来るそうですよ。
人生が長くなった分、残念ながら不安も増大する確率が高まります。
でも逆に考えれば、人生が長くなれば、ま、その分チャンスも増えるわけで。
離婚した人にも、一人のままで来た人にも、いい出会いが訪れる可能性がないわけでもない。
ま、私は結婚しませんがね。(笑)
とにかく、不安もあるけど希望もある。
ま、そういうことなんじゃないかと。
あ、建築の話ですよね。
日本の住宅は、結婚して子供ができる前提で作られています。
人生百年時代、住宅も人のニーズに合わせて多様化する必要がある。
長い老後をどう生きるか、しかも一人で。
いや、ま、結婚しないことを前提としているのではなくて、
結婚しても、離婚したり、死別したりして。
子どもがいても、独立するし、人は最後には一人になる。
要は私は、自分が住みたい家を作りたいのかもしれません。
一人でも快適に暮らせる家を。
~中略~
人生百年、つまり人生には必ずセカンドステージが来るということです。
結婚してもしなくても、セカンドステージが幸せかどうかには関係ないんです。
そこに人生の本質はありません。
人が家に合わせるなんてナンセンスだ。
だから私は、人間に寄り添った家を作っていきたいと、
常々、常に、常に、思っているわけで。
以上です。どうも。
ドラマの中でも、聴いていた人達が全員拍手喝采でしたが、私も今回改めてFODで見たら、感動して涙ぐんでしまいました。
人が家に合わせるなんてナンセンスだ。
家だけじゃなく、地位や正社員へのこだわり、お金をたくさん稼ぐこと、結婚、子供を持つこと…
そういう「普通の幸せ」に自分を合わせることって、ナンセンスだと思うんですよね。
大事なのは、
自分が快適に幸せに暮らせるかどうか。
そして、そうなれるように、周りの環境を自分に合わせていくこと!
たびたびこのブログにも登場する、私のおそらく唯一の定型発達で愛着の傷を持たない友人の旦那さんのエピソードですが。
昇格してお給料が上がる!と喜んだのもつかの間、おそらくそのプレッシャーによる自律神経の乱れで手足の震えが止まらなくなるという事態が続いたために、会社にかけあって、元のポジションに戻してもらったそうです。
もちろん友人は残念がっていましたが、あくまでも「残念がっていた」だけで、旦那さんを責めるようなことは一切しませんでした。
いま旦那さんがどんな役職についているのか、はたまた平社員のままなのかは知りませんが(私もそこには一切興味がないので)、少なくとも夫婦2人+一番上が大学生になった息子さんたち3人、日々いろんなことはあってもとても幸せに暮らしています。
要は、私たちのような発達障害人や愛着障害を抱えた人達が自分を環境に合わせようとするのって、理想を通り越して幻想を生きようとしているってことなんだと思うんですよね。
でもそれって無茶なんですよ。
だから、私みたいに流産を繰り返したり、難病を発症したり、不正出血で救急搬送されたり、挙句の果てには離婚したり、はたまた私の母のように子供を虐待したり、うつ病を発症したりするわけです。
でも、以前にも書きましたが、私たちが生きているのはこの地球という星であり、現実です。
現実を幸せに生きていくためには、今の自分を知り、その自分に周りの環境を合わせていかなければならないのです。
私のことで言えば、
- 私はASD特性(+被虐待的な環境で育った影響によるADHD様症状)を持っている
- ゆえに、人と暮らすのはものすごいストレスである
- だから、再婚はおそらくもうしない
- そして、仕事も今までのような一般雇用枠では私の高い能力を生かせない
- だから、障害者雇用枠での就業を目標に準備をしていく
ということを決意したわけです。具体的には、
- ハローワークの難病サポーターさんだけでなく、発達障害サポーターさんにも相談すること
- 障害者職業センターに通うこと
- 精神科クリニックで、発達障害の検査を受けて、障害者手帳取得を目指すこと
- それまでは障害者枠の求人に応募できないから、A型事業所で「障害者として働く」練習をすること
ちなみに、SLEのクリニックを転院したのも、「周りの環境を自分に合わせる」選択の一つです。
何か質問するたびに、面倒くさそうに上から目線で答えてくるような医師と、2か月に1回でも顔を合わせるなんて、私にとってはストレスでしかないからです。
そんなストレスを感じるくらいなら、多少遠くて通院が大変でも、尊敬・信頼できる医師のところに通いたいからです。
もっと遡れば、離婚も、前職を辞めたこともそうですね。
つまり、繰り返しになりますが、人生の本質とは、
「自分が」快適に幸せに生きられるように、「環境を」自分に合わせて調整していくこと
これに尽きるのだと思います。
そしてそれには自己理解が必須なのです✨

