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ここ数年、本当に外国人を見る機会が増えました。もうそこにいて当たり前、日本は既に多国籍国家なのだと思っています。
そこで社会的に問題になっているのが、治安の問題です。移民が増えると犯罪が増えて、治安が悪化する。そう心配する人は珍しくありません。確証はないけれど不安というレベルも含めるなら、ほとんどの人が心配するテーマでしょう。
そこで今回は、『移民が増えると、本当に犯罪が増えて治安が悪化するの?』について、お話します。
結論部分を、先に書きます。結論は、移民の質次第です。
現状、2024年の統計によると在留外国人の犯罪率(検挙人員ベース)は約0.41%で、日本人の犯罪率である約0.22%と比較するとわずかに高いものの、その差は0.2ポイント程度にとどまり、「移民が著しく治安を悪化させている」と言えるようなデータはありません。
移民を受け入れる社会的基盤が整っており、よく外国で問題になっているような「貧しい移民が生きる手段として犯罪に手を染めて、もうどうにも収拾がつかない」という状況ではないんです。それもそのはずで、日本は高齢化社会の進行で労働力不足。移民の雇用先が多く、普通に生活基盤を作れています。
但し、これは勿論、無限に移民を受け入れ続けられるという話ではありません。雇用できる人数を上回れば、当然、移民の失業者が溢れる形になります。そこから治安の悪化につながる未来は、想像に難しくありません。
現在の日本の受け入れ制度では、長期滞在や定住が認められるのは、一定の専門性や技能、日本語能力、業務経験を持つ「特定技能」や「高度専門職」などの在留資格を持つ外国人が中心となっています。こうした一定水準以上の質の確保が、治安を維持できている大きな要因です。
ですから『移民が増えると、本当に犯罪が増えて治安が悪化するの?』については、受け入れられるキャパの範囲内で、その質を維持、あるいは向上させられるか否かにかかっています。
この意味で、不法滞在は絶対に許してはいけません。不法滞在ですから、合法的な社会保障や就労権がないため、公的な制度が使えません。仕事もプライベートも、知人に頼りながら、こっそりと社会に潜むように生きていくしかありません。このような属性が増えれば、当然、治安の悪化につながります。
また犯罪者の処遇も、大きな問題です。再犯率では、日本人と在留外国人とで大きな差はないでしょうが、日本人と違って外国人は追い出せます。日本人であれば、どんな再犯確実な凶悪犯であっても、刑期を終えたら社会に解き放つしかありません。けれども外国人については、追い出すことが可能です。一定以上の凶悪犯、再犯を繰り返す人物については国外退去とし、入国不可とするなら、さらに治安悪化を防げます。
以上のことを踏まえると、
「受け入れ体制の整備」 + 「質の高い人物」 + 「不法滞在者を増やさない」 + 「犯罪者は追い出し、入れない」
という4つの要素の条件次第で、治安は良くも悪くもなると理解できます。何だったら、これを厳しくすれば日本人よりも犯罪率の低い属性となり、「移民によって治安がもっと良くなった」という未来だって、理論上の可能性としては有り得ます。
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