人生は思い通りにいかない。
「いや、私は思い通りの人生を歩んでいる」という人もいるが、それは本人の勘違いか、過去を忘れているか、ラッキーが続いたか。
どのみち、思い通りにいったことより、いかなかったことが圧倒的に多いのが実際。
まわりから見て、順風満帆、なんの問題もないような人も、やはり思い通りに進んできたわけではない。
思い通りにいかないのは人生だけではない。
スポーツやエンターテイメントの世界、企業活動や国の活動といったことも人生と同じように思い通りにはならない。
人生に限らず物事というものは思い通りにいかないものなのだ。
こんなことを言うと、物事をやる意味を見失ったり、やる気がなくなったり、「どうせ思い通りにならないんでしょ」と自棄になる人もいるかも知れない。
ここで注意すべきは、
『人生(他の物事もすべて)は思い通りにいかないだけである』ということ。
思い通りにならないことは、うまくいかないことではない。
思い通りにならないことは、必ずしもわるいことではない。
あくまでも「思っていた通りには進まなかった」というだけ。
思い通りにいかなかったが、結果としてうまくいった。
思い通りにいかなかったが、後々の人生にとっては大した問題ではなかった。
思い通りにいかなかったが、その後に展開があり、予想もしない人生をおくれた。
思い通りにいかなかったことで一時的に苦境に陥ったが、後になってみるとむしろよかった。
といったようなことは誰にでも心当たりがあるのではないだろうか。
人生にとって、思い通りにいくかいかないか、ということは、大した意味を持たない。
であるにもかかわらず、人は思い通りにいかないことに思い悩む。
それどころか、思い通りにいかないかもしれない、という仮定のことを思って悩んでいる。
それは意味のないことだ。
人生は思い通りにいかない。
でも、いや、だからこそ人生は可能性に満ちあふれている。そして人生は素晴らしい。
人生を思い悩むより、人生を生き尽くそう。

