数日後、彼女は旅立ちました。

痛みと闘った彼女は、ほんの少しホッとしたかのような顔をしていました。

 

 

 

彼女を知る昔からの仲間たちが集まりました。

その中の1人が看護師をしていて、彼女が最後の化粧をしてくれました。

業者でなく、古くから知っている人に任せたい。

彼女を女性として扱って欲しいから。

みんなの意見でした。

 

 

悲しむ時間と同時に葬儀の手配をしなくてはいけません。

ケアマネジャーさんと相談し、葬儀の手配を終え…

 

 

母や叔母を含め、彼女を知る仲間が集まり、葬儀やお墓の話になりました。

 

 

彼女の家族は本当に情がない。

どうなってるんだ?

 

やはり、そんな嫌な言葉ばかりが並びます…

 

 

お墓はどうする?

田舎には入れてもらえないし…

 

こう言う場合、お役所のお世話になり合同墓の永代供養になるのが通例。

いわゆる無縁仏です。

解決策のない会話がとても長く感じました。

 

葬儀業者が来て、「お墓は合同墓で構いませんか?」と。

 

右矢印「無縁仏にはしません。うちの墓に入れますから。」

 

 

誰の許可も取ってない…

でも勢いで言った訳でもない。

 

ただ、この延々と続く会話がとにかく私にとっては嫌だったのです。

ずっと寂しかった彼女に亡くなってからも寂しい思いをさせたく無かった。

 

 

こんな私の発言から、彼女は今、

私の父と一緒のお墓に眠っています。

 

 

母に勝手にごめん。と話しました。

 

 

「誇らしかったよ。」

と。

 

 

救われました。

母の大きさを感じた時でした。

 

 

「パパも一緒に酒盛り出来て良かったんじゃないの?」と笑ってた。

 

 

 

いつからだって、どんな人だって家族になれるんだって、私は思うんです。

 

 

しきたりや、世間体よりも大切なものがある。

 

 

 

全員に理解してもらうことは難しいですが…

 

 

繋げる手があるのなら、繋いであげて欲しい。

押せる背中があるなら、押してあげて欲しい。

寄り添える余裕があるなら、寄り添ってあげて欲しい。

 

 

だって、私も誰かにそうして貰いたいからピンク薔薇

 

母と私

母と私。

 

 

家族って何ですか?

家族って、血の繋がりだけじゃなくて…

 

 

きっと想いで繋がることなんだと思います。

 

 

家族って何ですか?

長くお付き合い頂いて、ありがとうございました赤薔薇

 

 

お彼岸を迎え、なんとなく当時の記憶を綴りました。

こんな不思議な家族のお墓に今年も夫と母と、お酒とおつまみを持ってお墓参りに行きます笑