こんにちは。
奈良市の着付け教室「きものABC」の
新谷さきこです。
はじめてこのブログを読んでくださる方も
そして、いつもブログをみてくださっている方も
今日は自分自身を振り返ってみて
あらためて自己紹介をさせていただきます。
はじめての浴衣レッスンは、2016年4月。
女性起業支援イベントの一環として開催した、ワンコイン浴衣レッスンでした。
定員5名の小さなレッスンでしたが、参加者の皆さんが楽しそうに浴衣を着て帰られる姿に
「着物の楽しさを伝えるって、こんなにうれしいことなんだ」
と感じたことを今でも覚えています。
その後、公民館を借りてのレッスンや自宅でのマンツーマンレッスンを重ね、
今ではオンラインでも着付けをお伝えするようになり、全国の方とご縁をいただけるようになりました。
あらためて振り返ると、
子どもの頃に身近にあった着物、
母に誘われて始めた着付け、
子育てや仕事をしながら続けてきた学び、
そのすべてが今の「きものABC」につながっています。
今日は、そんな私と着物との歩みについてお話ししたいと思います。
着物は、いつも身近にありました
祖母は普段から着物を着ていて、母も旅行やお出かけの時には 着物でおしゃれを楽しんでいました。
私自身も七五三やお正月など、季節の行事では着物を着せてもらうことが多く、着物は特別なものというよりも、身近にあるものでした。
成人式の振袖も18歳で仕立ててもらい、お花の会や親戚や友人の結婚式などで何度も着ました。
大学の卒業式では袴を着て出席。
母が着せてくれました。
そのとき、「すごい! 自分が着物が着られたら、こうやって人に着せてあげることもできるんだ」と感心したのをおぼえています。
「私も自分で着物が着られるようになって、人にも着せてあげられるようになりたいな」
そう思ったことが、着付けへ興味の第一歩だったのかもしれません。
母に誘われて始めた着付け
20代半ばの頃、母に誘われて近所の公民館の着付け講座に通い始めました。
母は着物を自分で着られましたが、
「もう一度きちんと習いたいから、一緒に行こう」
と声をかけてくれたのです。
最初は「花嫁修業」のような感覚でしたが、
着物が自分で着られるようになる喜びは想像以上でした。
友人の結婚式やお茶席、会社の行事など、着物を着て出かける機会が増えていきました。
友人の結婚式、お茶席、子どもの七五三や入学式・卒業式。
人生の節目に、自分で着物を着て参加できることが私の大きな自信になりました。
その後、着付け講師の資格も取得しましたが、
結婚・出産を機に教室を開くことはなく、しばらくは専業主婦として子育ての日々を過ごしました
着物を着て働いた日本料理店時代
子どもが小学校に入った頃、再び社会に出ようと思ったときに選んだのは、日本料理店で着物を着て接客する仕事でした。
いつか着付け教室をしてみたい。
そんな想いが心のどこかにあったので、自分で着物を着ることに慣れたいという気持ちもありました。
週に5日、 着物を着て働く中で、
礼儀作法やおもてなしの心、 季節を大切にする日本文化など、本当にたくさんのことを学ばせていただきました。
けれど、毎日のように着物を着ていても、
襟が詰まる。
おはしょりがモコモコする。
日によって着姿が違う。
もっとキレイに着たい。
もっとラクに着たい。
着物を着るたびに悩んでいました。
そう思いながら、子どもの絵本を借りにいく図書館で、私は着物の本を借りては研究する日々でした。
「ラク・キレイ・着崩れない」との出会い
そんな時に出会ったのが、現在の着付けの土台となっているメソッドでした。
初めて学んだ時の感想は、
「なるほど!」
「だから今までうまくいかなかったんだ!」
というもの。
特別な技術ではなく、身体の構造と着物の仕組みに沿った理論的な着付け。
長年の悩みが一気につながった感覚でした。
そして2015年、認定着付け講師となりました。
教える喜びを知る
講師になって初めて開催したのが、先ほどお話ししたワンコイン浴衣レッスンです。
参加された方が、
「自分で着られた!」
と笑顔になって帰られる姿に、私の方が感動してしまいました。
着物が着られるようになることは、単に技術を覚えるだけではありません。
自信になったり、 世界が広がったり、 新しい自分に出会えたりする。
その喜びを伝えたいと思うようになりました。
身体を調える着付けとの出会い
そして近年、さらに大きな学びとの出会いがありました。
それが「身体を調える着付け」です。
私はずっと、
「ラクに着られる」
「苦しくない」
着付けをお伝えしてきました。
でも実は、
苦しくはないけれど、長時間着ると疲れる。
そんな感覚も持っていました。
その理由が「姿勢」にあることを知ったのです。
着物は一枚の布で身体を包む衣服。
姿勢が変われば、着心地も変わります。
紐の位置や締め方によって、
自然と姿勢が整い、 呼吸がしやすくなり、 身体がラクになる。
着物を着ることそのものが、「自分を整える時間」になることを知りました。
私自身も体調や身体の変化を実感し、
新しい着物の魅力に出会いました。
今、私が伝えたいこと
着物は特別な人のためのものではありません。
忙しい毎日の中で、
少しだけ自分を大切にする時間。
心と身体を整える時間。
そんな時間を与えてくれるものだと思っています。
だから私は、
「着物を着られるようになること」
だけではなく、
「着物を通して、自分自身を大切にすること」
もお伝えしたいのです。
これからも
着物をもっと気軽に。
もっと身近に。
そして、もっと心地よく。
初心者さんにもわかりやすく、やさしく、
一人ひとりのペースに寄り添いながら、
着物のある暮らしをお届けしていきたいと思っています。
着物を通して出会ってくださる皆さまとのご縁に感謝しながら。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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