第1317話



神仏の声を聴いて
皆様にお届けしています
菊水千鳳
レンジャーチームメンバーです



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最近、週末に仕事の依頼がありまして出勤しています。

近くには大きな公園があります。
窓の外を覗くと、毎日同じくらいの時刻に、見た目20代前半(22歳くらい)の若い男性が、車イスに乗って散歩しにきています。
自力では車イスを動かすことも歩行もできない様子ですが、毎朝散歩に来ているようです。

車イスを押しているのは、父親か母親かヘルパーさんなのでしょう。
2人で付き添っていました。

この車イスの男性は人に見られるのがとても嫌な様子でして
うおーって声を張り上げたりします。
窓越しから聞こえるほどです。
口から言葉を出すことができないのかもしれません。
頭を左斜めに垂れて車イスに乗っています。

『大変そうだな  とても気の毒に感じる
どうしてこのようになられたのだろう』
と思っていたら、

突然、不動明王が俺に話しかけてきました。

不動明王
【なんならお主でこの男の過去を暴(あば)いてみよ】



『いやいや基本は他人の過去世は視ませんから』


不動明王
【これでは話が進まぬ
いいからありのままを視てみよ】


というので、致し方なく仕事そっちのけで霊視してみました。


江戸時代でしょうか…
一枚の瓦屋根を持った若い男性が夜道を歩いています。
その男性は、前方を歩いている若い別の男性の背後に近づいていきました。

人影は他になく、明かりを片手に前を歩く男性の後ろから、いきなり瓦で頭を殴ったのです。
右頭頂部を殴られた男性は首が曲がり、そのまま倒れました。

恋敵(こいがたき)のようでした。

恋仲に陥っていた女性を自分のものにしようと、この男性を打ちすえたのでした。

結婚する直前の出来事だったのかもしれません。


ビジョンはここまででした。


幸せを奪われた女性が、恨みを晴らそうと
この車イスの男性のそばにいます。

車イスの男性は常に左側に首を傾けて、うつむいています。

妻であった、または妻になるはずであったその女性の恨みは、それは大きいようでした。


若い女性(妻?) の霊体
【ほら  もっと見つめられなさいよ
今生で辛さを存分に味わいなさいよ
しめしめ】


と男性をそばから眺めているのです。



『この男性のほうに原因があるのですね』


不動明王
【寄り添うはずの幸せを奪われた無念さは
今なお とらえて離さぬ

幸せを 奪われたものの苦しみが分かるか?

仮にももし お主がこの車イスの男を気の毒に思い  除霊しようとする気ではあるまいな】



『いえいえ

お救いしたい気持ちはあるのですが

俺は基本、無闇に手を出したりしませんから…
なんとかしてあげたいと思う時はありますが、情に流されるときりがなくなってしまいます

俺達は神仏の声を皆様に届ける役目ですから』


不動明王
【この男は 犯した業(ごう)を 今生で刈り取っておるのだ

なにか問題とでも言うのならばのべてみよ】




『問題はありません』


不動明王
【ならば他に言うべきことはない

だが… 仮にももし  恨みにとらわれておる この女子(おなご)はここにいてはいけないと

まことしやかに言うところの除霊を施すならば 
このおなごの無念な想いを払拭しようと欲するならば
もしくはこの車イスの男の前世を知りながら情けをかけ  癒しをしようと施すならば
この男のしてきたカルマは次の転生により生(せい)を授かった時にも引き伸ばされるかもしれぬ場合もありうることになる

余計な手出しするか否か

このおなごにとってもしかり
ここで恨みを晴らしておけば一死報いたと満足し上がっていけるかもしれぬ

それを阻止するか
またはおなごだけでも説得して成仏させるか

霊視を得意とし  除霊をうたっている者は多いが
脇目もふらずに なんでもいいから
すぐに除霊に走るとすれば
(カルマを刈り取り終わることで) 一人前になるところを 未だ半人前にしてしまうことにもなりかねぬこともあるのだ


カルマ解消が短期間でうまく繋がるところを判断の誤りによりて引き裂こうとするならば
時として術を施す者の身に

または(術者の)近親者 その他 近しい者たちに業が向けられてしまうこともあるということだ


なににも力ずくだけで物事を解決しようとするな
時として馬鹿をみることにもなるぞ

お主らと相性の良い仲間の一人(←レンジャーチームメンバーではありません)
これ(他者による除霊)で 犠牲となったばかりではないか】



『あ… はい💧  皆に慕われる とても心優しい人でした』


不動明王
【今回のこの車イスの男の話を出したが勘違いしては困るのは
車イスに乗っているからといって 過去世のせいだとしてはならぬぞ
過去世とは何ら因果関係がない者がたくさんおることを忘れてはならぬ
なんでも前世の悪のせいにしてはならぬ】




『ではお聞きします  身体が不自由な方々は、なにがしかの魂の契約でこの世に来られているのでしょうか』


不動明王
【魂の清らかな者たちも多い
自由を体験した次に 不自由な体を選んで転生してくる者もおる

不自由さを体験し  五体満足のありがたさを魂に刻むことができる

魂に磨きをかけるために不自由な体を選んでくる者

不自由さを体験することで
同じく不自由な者達の気持ちを理解できるようになる

不自由さの中に  お世話になり 助けてくれる者たちへのありがたさ  優しさ  愛情を知ることができる

助けられることにより  感謝の気持ちが湧き  次の転生で他者を助けようとする気持ちを抱くようにもなるだろう

先祖の業を身代わりに引き受けることで
不自由になった者もおる

自分だけでなく親の魂の成長のために不自由な体を選んでくる者

それとは逆で  意図的にではなく後天的に事故や病などで不自由になってしまった者は数知れず


綺麗事を述べたところで不自由さによる障害は大変なものである
中には悲観したり絶望したりする者もおる
生きるのに必死なのだ】



不動明王
【車イスの男を支える二人を見て何を思うか?】



『とてつもない愛情です  苦しみを共にする覚悟で男性を支えています
地獄の底までも一緒に共にするかのような決意と優しさで溢れています
まるで菩薩  眩しい仏さまです』


不動明王
【世話をされることでこの男は救われておる
難を切り抜けられる力を得ているのだ

助ける側は人を助けることで徳を積んでいけるもの

一言では片付かぬことよ

世話をする者  される者の間に強い絆が生まれやすい
苦難を共にする絆は深い

良き絆で終わることを望んでおるぞ

この男は地獄ばかりを見ておるのではない

優しい家族の
深い愛の絆で結ばれておるのだ】




『分かりやすかったです
ありがとうございました
色々考えさせられました

(ToT)』


心優しきその人が 
素人がやる除霊などについて行かないでほしいと心配して、懇願してこられています。
大切な皆さんが気がかりのようです。


今回は以上です


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