高齢と言われる年齢になると避けては通れない言葉があります。
- フレイル
- ロコモ(ロコモティブシンドローム)
- サルコペニア
フレイルは加齢による心身の機能低下、健康な状態と要介護状態の中間にある状態。
ロコモティブシンドロームは、筋力・関節・骨などの機能の低下により、立つ、歩くといった移動に支障をきたしている状態のことです。一時期すごく話題になった覚えがあります。
サルコペニアとは、筋肉量が減少、および筋力が低下することで、身体機能が衰え、歩行に支障が出たり、転倒しやすくなったりといったトラブルが起きやすくなります。
高齢になると転倒での骨折がめぐりめぐって命取りになりかねません。
何も対策をしないと「フレイルサイクル」と呼ばれる悪循環に陥りやすくなってしまいます。
1.加齢や疾病が原因で食欲不振になる
2.食事で十分な栄養を摂れなくなり(低栄養状態)、体重も減少する
3.筋肉量や筋力が低下する(サルコペニア)
4.疲れやすく、歩くのが遅くなったり動きたくなくなったりすることで運動量が減る
5.筋力が落ちて基礎代謝量が減り、運動不足によりエネルギーも消費されない
6.さらに食欲がわかなくなる
フレイルの状態になるまえに少しでも早い段階で対策することが大切です。
エネルギーをきちんと消費し、食事を楽しんで十分な栄養を摂取することが予防につながります。
運動習慣をつけ、筋力を維持することが必要なのです。
無理のない範囲で、日常的にからだを動かしましょう。
フレイルを予防するには、筋肉を衰えさせないことが大切。
そのためには栄養バランスの良い食事をしっかり摂ることが何より重要です。
食事でたんぱく質の元となるアミノ酸を十分に取り、適度にからだを動かすことが必要なのです。
高齢化が進む日本では、フレイルは深刻な社会問題になっており、学校教育の現場でも取り入れられています。
高齢者だけの問題ではなく、テレワークの普及などをきっかけに若い世代の運動不足が進み、40~50代にも「フレイル予備群」にあたる方々が増えています。
若いうちからフレイル対策に意識を向ける必要があります。
筋肉は健康なからだをキープするために欠かせないもの、アミノ酸からつくられるたんぱく質は筋肉の成分になるのです。
タンパク質は、筋肉をつくり、皮膚や髪や血液をつくり、生命の源である遺伝子や、代謝に必要な酵素、免疫抗体をもつくります。
タンパク質が多様な機能を持つのには、タンパク質を構成するアミノ酸の仕組にあります。
タンパク質は、20種類のアミノ酸が3個~数万個、複雑につながって構成され、その機能はアミノ酸の組み合わされ方によって決まるのです。
体の中では、タンパク質がアミノ酸に分解され、別のタンパク質を合成し、再び分解、という代謝が毎日くり返されています。
各組織でつくられたタンパク質は、古くなるとアミノ酸に分解され、血液にのって肝臓に戻り、新しいアミノ酸につくり変えられます。
しかしその一部は水とアンモニアに分解されて尿に排出されるので、アミノ酸の量は減っていくのです。
そのため、新しいアミノ酸を日々補給しないと、さまざまな不調が起こる可能性があります。
タンパク質を取り込んでも、一度分解してからアミノ酸として吸収するので、咀嚼筋や胃腸の衰えによって、なかなか消化酵素が分泌されにくく、消化活動が衰えているご高齢者や罹患中の方々には分解する必要のないアミノ酸食品は効果的です。
カラダや筋肉を作るたんぱく質は毎日、どんどん入れ替わっています。
十分な量のアミノ酸として供給することが必要なのです。
重要なのは、摂取する量とバランス、たんぱく質の”質”です。
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