先日、小5息子のピアノ発表会が無事終わりました。

 

年長さんになる少し前からピアノを習いはじめ、毎年出演しているので、6回目になります。

 

今回はランゲの『花の歌』を弾きました。

 

今日は、子どもとピアノについて、いろいろ語りたいと思います。

 

  1.練習しない件について

 

発表会に向けての道のりは、茨の道でした。これは何も今年に限ったことではなく、毎年の話です。

 

とにかく、練習しません。

 

「子どもにピアノ習わせているけど、全然練習しない。何のために習っているのか」と嘆く保護者さんのお声よく耳にします。ウチも同じです。(泣)

 

ピアノの体験に参加して、自分からピアノ習うって言って、今もピアノに行くの嫌と言わず続けているのに、自分から「よしっ、ピアノの練習するわ!」「ピアノ弾くのって楽しい~!もっと弾きたい〜!」ってなってるの見たこと…おそらく一回もないです。

 

やいのやいの促して、急かして、気分を乗せて、怒って、ありとあらゆることをして何とかやらせてます。

 

はっきり言って大変です。

 

うちは『ご飯食べ終わってから』『20時になってから』とか決めてルーティーンにしてやらせていました。

 

最近はサッカーやバレーボール、英語の塾など他の習い事もやってるので(忙しいな)、練習量としては『週4〜5回、1日10〜15分』ぐらいですかね。発表会一ヶ月前はもちろんほぼ毎日やりますし時間も増えますが。

 

他の生徒さんも、小学生とかでは自主的に練習する子って本当にすごく少ないみたいです。親御さんみんな苦労してるたいですね。お疲れ様です。(涙)

 

それでも発表会前になると、女の子は自分でやる気スイッチを入れてがんばる子は多いようです。

 

一方、男の子は、発表会前だろうが、『やる気スイッチ、皆無』な子が圧倒的に多いと言います。

 

今回の発表会では、『外国の教育熱心なご家庭で優秀な男の子約1名』は自分で目標決めて自主的に練習すると言ってました。

 

 

  2.子どもがピアノを続ける理由

 

じゃあ、練習もしないのに、練習嫌いなのに、なんでピアノを続けているの?って話ですよね。

 

うちの子は、ピアノの先生(←私の姉でもあります)がとても好きみたいです。

 

先生は、とっても褒め上手。

 

大袈裟なぐらい褒めてくれます。やっぱり褒められると気分良いですよね。

 

練習の合間にする雑談も楽しいみたいです。学校の話とかたくさん聞いてくれるみたいです。

 

他の子にしても同じみたいで、姉のピアノ教室には、

 

「受験勉強や他の習い事もあって大変で練習する余裕もあまりないけど、ピアノだけは辞めたくない」

 

と言って通い続けてくれる子も多いようです。

 

先生との相性もあるかと思いますが、褒めて認めてもらえる場所、話を聞いてもらえる場所があるって、子どもたちにとってはきっと貴重なんしょうね。

 

あと、昨日息子に「なんでピアノ続けてるの?」って聞いてみました。

 

「練習は嫌いやけど、やっぱり発表会で弾けた時は『快感』やからな~」

 

と言ってました。快感なんですって。

 

これって演奏者として舞台に立つ者にしか分からない感覚なのでしょうね。

 

どんな景色が見えているのでしょうか。

 

 

  3.ピアノを習っていると頭が良くなる?

 

うちの子に限ってですが、成績は『中の下』です。教科によっては『下の中』もあるかも…。

 

音楽のペーパーテストでめちゃくちゃ悪い点数を持って帰ってきたこともあります。

 

さらに学校で習うリコーダーは、大の苦手。

 

この結果には私自身もビックリです。

 

ピアノをしていると、学校の成績が良くなるというのは、あくまでうちの例だけで申し訳ありませんが、『絶対とは言い切れない』ということをお伝えしておきます…。

 

ピアノをしていると頭が良くなるというより、地頭が良い子は、おそらくピアノをやらせてもそれなりに他の子よりコツを掴むのも上達するのも早く、ピアノに限らずなんでも要領よくこなすことできるということなんじゃないですかね…?

 

 

  4.ピアノを習うことで身についたもの

 

では、ピアノを習うことで何が身についたか?

 

うちの子は、『絶対音感』に近いものが身についたようです。

 

最初にそれが身についたと分かったのは、幼稚園の先生からのご指摘でした。

 

ある日、幼稚園の先生から、


「お母さん、○○くんって、もしかして絶対音感あります?今日、ピアノ弾いたら、『今、ミ・レ・ミって弾いた?』って言われて。めっちゃビックリしたんですけど…」


って言われたのです。

 

私もそれでビックリして、家に帰って、子どもにピアノの鍵盤を見せずに、私が押さえた音を当てさせてみたんです。

 

全部合ってました。

 

・【絶対音感とは】相対音感との違いや能力の習得方法などを解説(山本知恵)

 

 

こちらの記事の中にある『絶対音感診断』も、EasyからHardまで全問正解でした。

 

こちらは、X(旧Twitter)で知り合った、音楽に詳しいライターさんが書かれた記事です。絶対音感やその身につけ方についてすごく分かりやすく説明してくれています。

 

姉によると、ピアノを幼少期から習っていたら必ず絶対音感が身につくというものでもないみたいですね。

 

あと、うちの子は前述の通りリコーダーは苦手ですし、踏切やチャイムの音などあらゆる音が音名で聞こえるというのもなさそうです。ピアノに関してだけは音感が優れている、という感じでしょうか。

 

ピアノをやめたらこの能力も次第に薄れていくような気がするのですが、これに関しては我が子に感動させられました。

 

  5.発表会の舞台裏の子どもたちの様子

 

私は13年前から、お手伝いで姉のピアノ発表会のアナウンス係をしています。

 

アナウンス係のスタッフは、子どもたちが本番を控える舞台裏で行います。

 

幼稚園ぐらいの男の子は緊張せずあっけらかんとしている子も多いですが、たいていの子は緊張しています。

 

憂鬱な表情でため息を何度もつく子、手に汗をかいてる子、膝でピアノを弾く練習を必死でしている子…色々です。

 

度胸のある男の子は「全然ヘイキ」みたいな顔していますが、こんな子はまあ~稀です。

 

発表会には高校生や大学生、社会人も出演しますが、みんな一様に緊張しています。

 

先生たちは、裏で「絶対大丈夫!弾けるから!」「今日の衣装バッチリだね!かわいいね!」など前向きで明るい気持ちになれるよう声がけに必死です。

 

うちの息子は人前に出ることにあまり抵抗がなく目立ちたがりですが、それでもさすがに小2ぐらいからは本番前は緊張している様子が見て取れました。

 

今回も本番前、控え室で「緊張するわ~」とも言ってますしね。見た目からも不安そうな表情が見て取れます。

 

本番を終えた後は、失敗が多かった子は心残りな表情もしてますが、みんなホッとした様子で笑顔で帰ってきてくれます。

 

泣いたり、ゴネたりする子は今まで見たことありません。みんな立派だなあと感心します。

 

 

  6.息子の6年間の演目

 

 

年長 メリーさんのひつじ よろこびの歌

 

小1 彼こそが海賊

 

小2 トルコ行進曲(ベートーベン)

 

小3 エリーゼのために

   陽炎(サカナクション)※先生と連弾

 

小4 渚のアデリーヌ

 

小5 花の歌

動画があるものは息子のピアノ動画専用に作ったYoutubeのリンク貼っておきます。お聞き苦しいところもあるかと思いますが、ご興味あれば聞いてあげてください。

 

(あの…たまにYoutubeやテレビで見る、幼稚園から幻想即興曲とか弾きこなすスーパーキッズと同じにはくれぐれも見ないでくださいね。レベルが違いすぎますので。)

 

本番やプレッシャーに比較的強い性格の子でも、練習以上のものを出すってやはり難しいのでしょう。

 

どれも何かしらミスがあります。

 

『陽炎』に関しては、先生にかなり引っ張ってもらって最後まで演奏できた感じでした…。

 

『エリーゼのために』もミスありますが、この時は他の生徒さんや保護者さんがたくさん褒めてくださいました。

 

どれも最後まで弾き切って、よくがんばっていました。

 

今回は、最後に生徒さん集まって『よろこびの歌』を合奏したんですが、息子はそこで指揮者もやらせてもらいました。

 

『よろこびの歌』は、一番最初の発表会で弾いた曲。

 

そして、小1の時には息子と『一万人の第九』に当選・参加し、この歌を練習しました。

 

ご縁を感じずにはいられない曲です…。

 

***

 

来年もうちの息子は発表会に向けてがんばってくれるのでしょうか…?

 

もう十分楽しませてもらった(苦労もした)し、本人に任せようと思います。

 

彼がピアノを弾いているところはすごくかっこいいと思うし、もっと続けてほしいですけど、親も本当に大変なのでね…。

 

ピアニストや音楽家を目指している訳でもないので、将来的に役立つものか?といえばそうでもないような気もしますし…。

 

私も常に葛藤しながら息子と日々向き合っています。

 

お子さんにピアノを習わせようか検討されている方、お子さんにピアノを続けさせようか悩んでいる方の、何かの参考になれば幸いです。