前のブログでは、人間関係を断捨離することの大切さについて書きました。(『人間関係の断捨離について(1)』)
一方で、『簡単に断捨離してはいけない人間関係』というのも、存在すると私は思っています。
それまで楽しく付き合ってきた人に、嫌なことを言われたり、されたりした。
幻滅するようなことをしているのを目の当たりにしてしまった。
そんなとき、多くの人は、相手を悪者にして責めます。
「あの人は変わってしまった」「あの人とはやっぱり合わない」と、縁を切ろうとする人もいます。
例えば、愛し合って結婚した夫婦が、結婚生活を重ねていくうちに、相手のことを受け入れられなかったり、相手の言動を許せず、離婚してしまう…というのはよくある話です。
そうして離婚した後、新しいパートナーに出会って「やっと本当の幸せを手に入れた」と思ったのもつかの間…前の夫や妻のときと同じようなことを繰り返してばかりいる人は、とても多いです。
親しい人との人間関係において、過度にガマンをしたり自分を押さえつける必要はありませんが、『受け入れる』ことと『許す』ことは大切です。
人間はロボットではありません。
人間は誰しも愚かなことをしてしまう可能性はあります。
「こんなことを言ったら嫌われる」
「こんなことをするのは醜いことだ」
と頭では分かっていても、どうしようもないときがあります。取り乱してしまうときがあります。
そして、そういうときこそ、救いや癒しを求めているときであるとも言えます。
親しい人が愚かなことをしてしまったとき、そこには理由があるはずです。
その理由を共に考え、受け入れ、許すことで、深まる絆や愛情もあります。
また、相手のことを鑑みることなく、自分の都合だけでいつも人間関係を切ってしまっていては、人間的に成長できません。
そして、最後に寂しい思いをするのは、結局自分だったりします。
今繋がっている親しい相手に関しては、切ろうとする努力よりも、『向き合う努力』をした方が、後々実りが多いこともある…ということも、覚えておいて欲しいと思います。
