こんにちは。
渋谷佳子です(^^)
本日、中学校の卒業式で祝辞を述べさせていただきました。
祝辞
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。保護者の皆様、今日の卒業式という節目をこう して無事に迎えられたことを心よりお祝い申し上げます。
また、ご来賓のみなさまにおかれまし ても、日頃より子どもたちを温かく見守ってくださり、御礼申し上げます。
先日、小中高校生の自殺・不登校・いじめが過去最多になったことがニュースになっていました。
卒業式という喜ばしい日になぜこのような話をするのかというと、皆さんにどうしてもお伝えし たいことがあるからです。
それは、誰が何と言おうと、みなさんは生まれてから死ぬまで、一生大切な存在だということです。
どうかこのことを忘れないでいてください。
テストの結果が良ければ〇悪ければ×、まじめな自分は〇で怠けている自分は×
そんな風に、行動や結果だけで自分には価値がないと思い込んでしまっている大人も子どもも非常に多くいます。
でも、そもそも行動や結果はあなたの存在価値と全く別物です。
勉強スポーツができてもできなくても、友達がいてもいなくても、まわりと仲良くできてもできなくても、学校へ行けても行けなくても、
行動や結果と関係なく、あなたはずっと大切な存在だということです。
そして「私は大切な存在だ」と思えるために
大事なことを二つお伝えします。
1つ目は、自分と仲良くなることです。生きていて一番怖いことは、 私には無理、どうせできない、私はダメだと、否定する言葉を自分に言い続けることです。
自分の力を自分で強烈に奪ってしまうからです。言葉一つで簡単に自信はつきますが、言葉一つで簡単に自信を奪うことができます。
自分に嫌な言葉をかければかけるほど、嫌な人が自分の中にいることになるので、自信がなくなり自分が嫌いになってしまうのは当たり前のことです。
まわりにとっていい人になろうとしないで、自分にとっていい人になってください。
人生を楽しく生きている人は、自分ととても仲良しです。
楽しんでいる自分に「楽しいね!」と言えること。悲しい自分に「悲しかったね」となぐさめられること。がんばっている自分に「がんばっているね」といたわれること。
落ち込んでいる時に自分の話を聞いてあげられること。疲れたときは一旦立ち止まって休ませてあげること。
やりたいことを見つけたら、誰にも遠慮せず挑戦させてあげること。もし誰かを傷つけてしまったとしても、自分で自分をいじめないこと。
そうやって生まれてから死ぬまで一番長く付き合う自分の一番の味方、一番の仲良しになってください。
二つ目は、自分で決めるということです。
大人は子どもに勝手なことを言います。
勉強しなさい、そんなの無理だよ、やめたほうがいい、 今やらないと後悔するよ、社会に出たらそんなに甘くない、そうやって未来の希望ではなく未来の不安を押し付けてくるかもしれません。
そして矛盾だらけのことも言います。
夢を持ちなさいと言いながら、安定した職業に就きなさいと言われる、自立してほしいと言いながら手や口を出してくる、
たくさん失敗していいよと言いながら、失敗するとイライラされる、 怒らないから正直に言いなさいと言われて正直に言うと怒られる。
これは実際の子どもたちの声です。
感度の良い皆さんならもう気づいているかもしれませんが、大人は思っているほど大人ではないことがあります。
ときには子どもに甘えて感情をぶつけることもあるかもしれません。でも、それをはねのけるくらい自分はこう思う、こうしたいと言える人は大丈夫です。
でも、言えない人もいると思います。
例えば塾に行きなさいと親に言われたとき、親が行けと言ったし、成績が下がるのは不安だし、みんなが行っているからとりあえず塾に行ってみようかなという選択肢になることもあるかもしれません。
そのときに大事なのが、親に言われたから塾へ行ったと人のせいにするのではなくて、親にすすめれたけどそこに行くと決めたのは私、親のすすめを採用すると私が決めた、と自分で決める事です。
私も散々、親や先生がこう言ったから、子どもが会社がこうだからと、人のせいにして生きてき たときがあります。だけど、人のせいにして言う通りに動いた結果、カラダも心も壊れてしまいました。
当たり前ですが、誰も私の人生の責任を取ってはくれません。自分の人生は自分しか責任がとれないのです。
そのことに気づいてから、人のせいにすることをやめて自分がどうしたいかで決めるようになりました。
私たちには、自分で決める力も乗り越える力もちゃんと備わっています。自分に力がないと思い込 んでいるときほど、人の目を気にして人に決めてもらいたくなります。
そのほうが責任を取らなくて済み、楽だからです。上手くいかなかったとしても、その人のせいにすればいいからです。
でも、自分で決めることは自分を強くします。自分の足でしっかりと立つことができるようになります。
どんな結果になろうとも受け入れられて、本当の力強さを取り戻せるのです。
自分を変える、生き方を変えると決めたら、人生はいつだって何度だってやり直すことができます。
過去がどんな過去であろうと今の環境がどんな環境であろうと、一切関係ありません。
これからの未来は自分でいくらでも思った通りに作っていけます。
自分の人生の主役はあなたです。親や先生、友達を主役にさせて人生のハンドルを誰かに明け渡 すことなく、あなたが選び取ってください。
自分で決めるということは、自分を幸せにするということです。それができたとき、人から幸せにしてもらおうとしなくて済むようになります。
あなたはとても大切な存在です。自分と仲良くなって自分で決めて、あなたにしか作れないあなただけの人生を生きてください。
それは、子どもが死にたくなる社会ではなくて、子どもが生きたくなる社会をつくる大きな大きな一歩につながります。
生まれてきてくれてありがとう、生きていてくれて本当にありがとう。あなたが存在するだけでまわりを幸せにしていることを、どうか忘れないでください。
みなさんの幸せに満ちた未来を心から願っています。本日はおめでとうございました。
_____中学校 PTA 会長 渋谷佳子

