祖母は92才なのですがとても元気で、畑仕事が大好きです。

先日転倒して、背骨を圧迫骨折し、回復はしたのですが、今度は臀部が痛いと言い出し、ほぼ歩けない、でも病院には行きたい。
1日おきに診療所に行って点滴してもらっている、でも痛みがとれない、もっと大きな病院に連れて行って欲しい。
と、先日、父と母を巻き込んで大騒ぎでした。

行きに車へ乗ることが難しく、両親と私でなんとか乗せた後部座席で、祖母は痛すぎて座れないと、横になりました。両親も、いいから寝てなとバタバタしていました。

帰りは両親の都合があり、私がバトンタッチで迎えに行ったのですが、帰りの車中では、祖母は座っていましたし、車から自分のベッドまで、そろそろとですが自分の足で戻りました。

何が違うか。

病院でいつもより強めの痛み止めをだしてもらったのもありますが。

私が嫌そうな態度や言葉を吐かず、祖母を非難せず、落ち着いて、たんたんと、すべきことをこなしたからだと思います。

(心配からと、自分も年齢を重ねているからこそなので、両親の対応も仕方ないのですが)両親にイライラとあれをしろこれをしろと言われている時。
医者から臀部は悪くないし診療所ででているギプスとうちから出すギプスは変わらないと説明を受けている時。
祖母はとにかく「自分は臀部が痛いのだ」に固執し、他人から言われれば言われるほどかたくなになっていく様を、私は見ていました。

祖母には、みんなに否定されてるように見えているのだろう。
そしてそういうエネルギーがでているのだろう。

と、一歩下がれる場所にいる自分の恵まれていることにも感謝しつつ、祖母につきそい、薬を薬局にもらいに行ったりして、私の車に祖母を乗せて帰宅したのでした。

しんどいだろうから寝てもいいよと何度か私は言いましたが、祖母は大丈夫というので、いいから寝てなさいなど言わず、座れるなら良かったね、と言いました。
医者や診療所や両親への小言を言っていましたが、うるさいとも否定もせず聞いていたら、祖母は最後に、こう言ってくれました。

「お前がいてくれて良かった、助かった」

ああ、こじれなかったら、みんなこういう言葉だけでコミュニケーションとれるんだ。みんな楽しく穏やかにいられるんだ。

一歩ひいて、状況をみて、落ち着いて、今やれることをたんたんと行動し、さっぱりした対応で人と関わる。

難しいけどちょっとずつやっていこうと、また思えましたし、これをどんどん広げることが、必要なのだな、と思ったのでした。

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これは今日たまたま通りがかった柴尾神社。二つ巴のマーク入りでした。