前回



…のあらすじ

まだ初日


*  *  *


初日から2時間分の技能教習を終えると、外は暗くなっていた。

預けていた荷物を持って、送迎車に乗って宿へと向かう。

事前に乗る時刻を用紙に書いて箱に入れておくと、

その時間に運転手が呼びに来る仕組みだった。


宿泊先はビジネスホテルと温泉宿から選ぶことになっていたが、

温泉宿の場合は相部屋で、見知らぬ誰かと共同生活となる。

そんな度胸はなかったため、割高だがシングルで泊まれるビジネスホテルにした。

母も勧めてくれたし、割高とはいえ祖母がくれた30万に収まる。


送迎車には他にも合宿で来ている教習生が乗っていた。

そのうちこの日チェックインしたのは私ともう1人、

昼間に一緒に説明を受けていた青年だ。

到着時乗り合わせた若者2人は温泉宿へ向かったようで、一緒ではなかった。


ロビーでカードキーとともに、夕・朝食の券をもらった。

私も青年も先に荷物を送っていたため、

引き渡すのに女性スタッフが部屋まで案内してくれた。

いや恐らくだが、二人の荷物を逆に置いてしまったのだろう。

私の部屋に青年の荷物があったと記憶しているから…。


案内された部屋は9階のシングルルーム。

後で知ったのだが9階は女性専用フロアだった。

案内に女性スタッフが来たのはこういう理由だろう。

街中を一望でき、陽当たりも良好だった。


荷解きをし、一段落したところで夕食へ。

ホテル1階の食事処に先程もらった券を出すと、定食が運ばれてきた。

食べ盛りの男子大学生も多いからか、

一般的な女子大生には多すぎる量だ。


…一般的な、とわざわざ付け加えたのは、

昼食の時も書いたが私が元来大食いであるからだ。

この期間、夕食を残すことは1度もなかった。

…夕食も、か。


家族や夫(当時から付き合っていた)に連絡をしたのはこの後。

いきなり運転したと報告したら驚かれた。

当時は晩酌をしていたが、夫からは

「運転する前日は飲むなよ」

と送られてきた。

そのつもりだしそれでいうと毎日だから飲めないよ、と返した。

苦笑いされた。真顔


ベッドは贅沢にもセミダブル。

枕が変わると寝付けない私が、

疲れもあったからかよく眠れたのである。


次回、仮免許取得までの道。

*  *  *

◎今回の記事のもとになったコラム

https://x.com/karanwakaran/status/1367079179011854338?s=46

 

 

◎セミダブルなんてこの時だけだわ


◎アメ横といえばアメ横女学園ですよね