――子供の頃から欲しいものを手に入れたら満足するタイプだった。――



手に入らないと判っていても、

手に入れてはいけないと判っていても、

心のどこかで望んでしまう自分がいた。


ふとしたことがきっかけで、ソレが手に入ったとき

驚愕と幸福と優越感に満たされた。


ソレが手に入ったら、じゃあ違うソレも手に入るのではないかと、

心のどこかで想ってしまう自分がいた。

でも、手に入れてはいけないと判っている。


またふとしたことがきっかけで、別のソレが手に入ったとき

もう、“次”を望んでは絶対にダメだと言い聞かせた。


月日がすぎて、また、ふとしたことがきっかけで、別のソレが手に入ったとき

私の中の箍が外れそうになる音が聞こえた。

辛うじて繋ぎ止める。

繋ぎ止めなければいけない。自制。


どこまで堕ちて行くのだろう・・・。