風が強く、とても寒かった昨日の昼下がり、僕はコタツに入ってテレビを観ていたのだが、
ふと窓の外を見ると、スーパーのレジ袋が風に吹かれて空を舞っていた。
僕の住んでいる部屋は6階である。 けっこうな高さだ。 そんな高さまで吹き上げられる
なんて相当な風だな、などと思いながら何気無くレジ袋を見ていたのだが、そのレジ袋が
フワフワと風に吹かれつつ僕の部屋に近づいてくるのである。 僕は徐々にドキドキし、来
るな!来るな! とレジ袋に念力を送ったのだが、レジ袋は、まるで意思を持っているかの
ように部屋に近づいてくる。 そして、ついにレジ袋は、僕の部屋のベランダに着地したので
ある。 なぜここへ来る。 これだけ家やマンションが建っているなか、なぜここへ来る!?
夏にはセミがわざわざベランダまで来て力尽き、冬にはレジ袋が寄って来る。 なぜだろう
か。 僕は、レジ袋を眺めながら考えた。 レジ袋は、ベランダに発生した乱気流でクルクル
と洗濯物のように回っている。
しかし、クルクルと回転しているレジ袋を眺めているうちにどうでもよくなってきた。 まぁ、
これも何かの縁であろう。 僕は、テレビを消し風呂に入った。 風呂から上がると、レジ袋
は、消えていた。
亀久
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今日の晩飯は、目玉焼きを作ろうかね~


