書いた経緯はコチラ![]()
虐待を受けたわけではない。
かといって、愛情たっぷりに
育てられたワケでもなく、
世界は寒いものだと
教えられてきた生真面目健気ジョシの
あるあるを、物語にしてみました。
昭和洗脳のあるあるを、どう例えてるか
を探しながら読んでもらうと面白いかも。
前回のオハナシはコチラ
読みたくて、早くその世界が知りたくて
メグは転げるようにかけて
古書店から家に戻りました。
「本を持っているのをとうさん
かあさんに見られたら
きっと問い詰められる。
もしかしたら、とうさんは
『盗んできたんだろう。なんて子だ!
世間さまに顔向けができない』と
怒って取り上げるかもしれない。
ぶたれてもいいけど、取り上げられるのは
絶対ごめんだ。だってこれは私の希望だもの。
『もらった』と言っても、
信じてもらえないかもしれない。
だってとうさんはいつも
信じてもらえないかもしれない。
だってとうさんはいつも
『世の中は甘くない』
『上手い話には裏がある』
『タダより怖いものはない』
『上手い話には裏がある』
『タダより怖いものはない』
って言ってるもの。もしかしたら
古書店のおじさんに文句を言いに行くかも。
そしたら、おじさんに申し訳ない」
そう考えてメグは、本を
服のお腹のところに隠して
家に入ってからも、そのお腹を隠すため
両親に背を向けて、居間を通りぬけ
逃げる兎のようにすばやく自分の部屋へ
駆け込みました。
不審な行動をしたメグを訝って
かあさんが部屋に突然入ってきても
とっさに隠せるように、メグは
ベッドにもぐりこみました。
逸る心を抑えながら、
『南の王国の物語』の表紙をながめます。
書いた人は「エイ・ブラハム」
今まで、その人の書いた本を
読んだことはありません。
今まで見たことも聞いたこともない
世界を教えてくれるに違いありません。
そう思ったメグの期待を裏切らず、
そこには夢のような世界が
描かれていました。
なにしろ南の王国では
我慢をしなくていいのだそうです。
無理に頑張る必要もないのだとか。
願いは叶えられるし、
人に批判されることもない。
中でもメグの心を捉えたのは
「川下り遊びの行事」の章でした。
南の王国で、家族で出かける時
友達と遊ぶ時にするんだそうです。
大きな流れの速い川に
大きな船を浮かべて、皆で乗り込む。
その急流で、あちらへ、こちらへ。
そのゆれを楽しみながら
目的地を目指す。
そんな遊び、聞いたこともありません。
サムイクニでの「行事」といえば
険しい山に登ること。
ひと時も気を抜けない険しい山道を
必死の思いで登って頂上へ。
頂上にたどり着くと両親やが
遠足の時なら、学校の先生が言うのです。
「努力して、我慢して。苦しくても
ほら、頂上に辿りつけば
達成感が得られて、素晴らしいだろう?」
確かに、それはそうなのかもしれません。
でも頂上にたどり着くまでの道のりの
恐ろしさと言ったら。そして時には
頂上までとても長い道のりのこともあります。
この山が登れたら、今度はあの山と。
どんどん険しく、長くなっていきます。
道のりの険しさ、長さ。
学校のお友達の中には「もういやだ」と
泣き出す子もいるぐらいです。
でもそれは許されないのです。
たとえ許されたとしても、その後ずっと
「お前は最後までやり通せない
ダメな子だ」と言われ続けるのです。
それに比べて、南の王国の
川下り遊びはなんて、楽しそうなことでしょう。
子供が読むには、少々分厚いその本を
メグは毎日、毎日読み続けました。
時には夢の中で、メグは南の王国にいました。
「ああ、なんて素敵なんだろう。
こんな風に生活できたら
どんなにか楽しいだろうか」
けれども、幸せな気分に浸れるのは
その本を読んでいるときだけでした。
メグの目の前には、以前と変わらない
サムイクニの生活がくりかえされます。
「私の家はここにある。
きっとこのままの生活が続いていくんだ。
我慢するしかない。頑張るしかないんだ」
そう考えて、あきらめていたメグに
その事件はおきました。
古書店のおじさんに文句を言いに行くかも。
そしたら、おじさんに申し訳ない」
そう考えてメグは、本を
服のお腹のところに隠して
家に入ってからも、そのお腹を隠すため
両親に背を向けて、居間を通りぬけ
逃げる兎のようにすばやく自分の部屋へ
駆け込みました。
不審な行動をしたメグを訝って
かあさんが部屋に突然入ってきても
とっさに隠せるように、メグは
ベッドにもぐりこみました。
逸る心を抑えながら、
『南の王国の物語』の表紙をながめます。
書いた人は「エイ・ブラハム」
今まで、その人の書いた本を
読んだことはありません。
今まで見たことも聞いたこともない
世界を教えてくれるに違いありません。
そう思ったメグの期待を裏切らず、
そこには夢のような世界が
描かれていました。
なにしろ南の王国では
我慢をしなくていいのだそうです。
無理に頑張る必要もないのだとか。
願いは叶えられるし、
人に批判されることもない。
中でもメグの心を捉えたのは
「川下り遊びの行事」の章でした。
南の王国で、家族で出かける時
友達と遊ぶ時にするんだそうです。
大きな流れの速い川に
大きな船を浮かべて、皆で乗り込む。
その急流で、あちらへ、こちらへ。
そのゆれを楽しみながら
目的地を目指す。
そんな遊び、聞いたこともありません。
サムイクニでの「行事」といえば
険しい山に登ること。
ひと時も気を抜けない険しい山道を
必死の思いで登って頂上へ。
頂上にたどり着くと両親やが
遠足の時なら、学校の先生が言うのです。
「努力して、我慢して。苦しくても
ほら、頂上に辿りつけば
達成感が得られて、素晴らしいだろう?」
確かに、それはそうなのかもしれません。
でも頂上にたどり着くまでの道のりの
恐ろしさと言ったら。そして時には
頂上までとても長い道のりのこともあります。
この山が登れたら、今度はあの山と。
どんどん険しく、長くなっていきます。
道のりの険しさ、長さ。
学校のお友達の中には「もういやだ」と
泣き出す子もいるぐらいです。
でもそれは許されないのです。
たとえ許されたとしても、その後ずっと
「お前は最後までやり通せない
ダメな子だ」と言われ続けるのです。
それに比べて、南の王国の
川下り遊びはなんて、楽しそうなことでしょう。
子供が読むには、少々分厚いその本を
メグは毎日、毎日読み続けました。
時には夢の中で、メグは南の王国にいました。
「ああ、なんて素敵なんだろう。
こんな風に生活できたら
どんなにか楽しいだろうか」
けれども、幸せな気分に浸れるのは
その本を読んでいるときだけでした。
メグの目の前には、以前と変わらない
サムイクニの生活がくりかえされます。
「私の家はここにある。
きっとこのままの生活が続いていくんだ。
我慢するしかない。頑張るしかないんだ」
そう考えて、あきらめていたメグに
その事件はおきました。
そして決意します。
「やっぱり、もうイヤだ!
こんな所にはいられない。
ここを出よう。そして南の王国を目指そう。
南の王国で暮らせたら、
もうこんな思いはしなくて済む。
幸せになれるに違いない」
「やっぱり、もうイヤだ!
こんな所にはいられない。
ここを出よう。そして南の王国を目指そう。
南の王国で暮らせたら、
もうこんな思いはしなくて済む。
幸せになれるに違いない」
に続く…
恵屋は今日も
生真面目健気ジョシ達が
ココロの荷物をひとつでも降ろして
カラダの疲れをひとつでも癒して
心軽やかに、幸せを味わうことを
願っております
今日も読んでくださって、ありがとうございました 
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