神聖ローマ皇帝オットー4世についてチャット
ノベルで話題にしています。
神聖ローマ皇帝オットー4世と言ってもピンと
くる人はほとんどいないと思います。私も全く
知りませんでした。それまでヘンリー2世とそ
の息子たちについて調べていたのに、なぜ突
然よく知らない神聖ローマ皇帝について調べ
始めたのか、フリードリヒ2世と神聖ローマ皇
帝の位を争った人だからです。
神聖ローマ皇帝というのは世界史の中で何度
も出てきて、歴史の流れを大きく変えている
わりにはどうもよくわからない(笑)特にこ
の時代は世襲制ではないし、力や権力を持っ
ているから選ばれるというわけでもない、や
やっこしいです。
オットー4世は最初から神聖ローマ皇帝に選
ばれるような家系に生まれたわけではなく、
イングランド宮廷で育ちます。母親がアリ
エノールの娘なので、リチャード1世やジョ
ンの甥になります。それほど力があるわけで
はないけど、運よくライバル(ハインリヒ6
世と弟のフィリップ)が次々と亡くなり神聖
ローマ皇帝に選ばれます。そして選ばれて戴
冠するまでは教皇インノケンティウス3世と
うまくやっていこうと譲歩しますが、戴冠し
てしまえばこっちのものと言わんばかりに
勝手なことをします。この時代は教皇と皇帝
の争いが続きますが、典型的なそのパターン
です。教皇を敵に回し、手を組んだイングラ
ンド王のジョンが負けてばかりいるので、結
局フリードリヒ2世との争いに敗れて神聖ロ
ーマ皇帝の位を失います。
ジョンが負け続けて領土を失ったことがイン
グランドとフランスの百年戦争の原因になっ
ているだけでなく、こんなところにまで影響
を及ぼしているのかと思いました。ジョンや
オットー4世がもうちょっと頑張っていれば
フリードリヒ2世が神聖ローマ皇帝になるこ
ともなかった、そうすればハインリヒ7世の
生涯があれほど悲惨なものにはならなかった
と思ってしまうのです。
ハインリヒ7世の生涯は絶大な権力を持った
フリードリヒ2世の長男として生まれたから
こそ教皇にそそのかされて反乱を起こし、降
伏して捕らえられ、王位を剥奪されて目を潰
され、最後は不治の病に罹って自ら命を絶つ
という悲惨な人生でした。幽閉されてからの
孤独や絶望を想像すると胸が痛みます。それ
もみんなジョンやオットー4世が悪いんじゃ
ないか(笑)歴史人物の不運や悲惨な生涯は
本人が悪いというよりも争いに巻き込まれ翻
弄されただけのように思える、だからこそ
ハインリヒ様には亡霊になってから幸せな
結末を用意しました。

