ルクセンブルク家とリニー家の共通の祖先
であるハインリヒ5世(金髪伯)です。
NOVELDAYSの小説『ジャンヌ・ド・リュク
サンブールの告白』でルクセンブルク家と
リニー家について話題にしました。
ルクセンブルク伯のハインリヒ5世が両家の
共通の祖先になります。ハインリヒ5世の子
ハインリヒ6世がルクセンブルク伯となり、
弟のワレラン1世がルクセンブルク=リニー
家の祖となります。
ハインリヒ6世の子ハインリヒ7世は神聖ロ
ーマ皇帝となり、弟のバルドゥインはトリー
ア大司教になり、兄ハインリヒ7世や孫の
カール4世が神聖ローマ皇帝になるのを助け
またハインリヒ7世の子ヨハンとボヘミア王
家の結婚を取りまとめます。そしてヨハンの
娘ボンヌは後のフランス王ジャン2世と結婚
し、2人の間に生まれたのがシャルル5世と
ルイ(ヴァロワ=アンジュー家の祖)、ジャ
ン(ベリー公)、フィリップ(ヴァロワ=
ブルゴーニュ家の祖)です。
トリーア大司教になった弟バルドゥインの
活躍で、ルクセンブルク家はボヘミア王と
なり神聖ローマ皇帝を2人出し、フランス
王家とも強い繋がりができます。
ジャンヌ・ド・リュクサンブールの弟ピ
エールが生まれたのが1369年、小説で2人
が話をしているのはピエールが5歳位とす
るとリニー家がイマイチぱっとしないのに
比べてルクセンブルク家はカール4世が神
聖ローマ皇帝になって大活躍していたころ
です(その後跡継ぎのヴェンツェルは何
をやってもうまくいかず、怠慢王のあだ名
がついていますが)祖先が同じでもルクセ
ンブルク家とリニー家はかなり格差がある
と感じました。
聖職者になったピエールは若くして司祭、
枢機卿に選ばれますが、彼が出世を望ん
だのは、ルクセンブルク家のバルドゥイ
ンの活躍を意識していたからかもしれな
いと思いました。自分が出世すれば一族
が栄えるという気持ちと、聖職者として
禁欲的な生き方をしたいという気持ちの
板挟みになって悩み、そして彼は18歳に
なる前に亡くなってしまいます。ちょう
ど教会大分裂の真っただ中、才能があり
純粋な彼がそれ故に暗殺されたかもしれ
ないと考えるとたまらない気持ちになり
ました。
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いては次の記事を見て下さい。


